両立思考で「二者択一」の考え方を手放そう
2024年は、「曖昧さと生きる」を個人的にゆるくテーマに掲げています。
なぜかというと、何事も「白黒つける」「二者択一」の考えに陥りがちな自分にハッとすることが多かったから。
あえて”グレーな状態”も受け入れて、そのままにしておく余裕を持てる人になりたいなと思ったのがきっかけでした。
今朝ご紹介するのは、『両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ』です📖
尊敬する方に冒頭のテーマをお話したら、おススメしていただいた1冊。
「曖昧さ」とは、両立思考を身に付けることだと気付かされました。
不快の中に心地よさを見つける
そもそも、自分が「二者択一」を選択していたのは不快を解消したいからだと思います。
もう少し突き詰めると、白黒つけるほうが簡単なんですよね。
本書では「不快の中に心地よさを見つける」を提唱していて、そのための感情マネジメントとして、以下があげられています💡
間を置く
不快感を気持ちよく受け入れる
視野を広げる
すぐに実践しよう!と決めたのは、「白黒つけたい」と思った時に「1.間を置く」こと。
そうすることで、冷静に客観視できるようになります。
結果、当初とは異なる反応を検討するように、自分自身を促すことができるのだそう。
「アンガーマネジメント」にも通じる考え方かも?と感じました。
ネガティブな感情を受け入れる
とはいえ、やっぱり状況によっては不快感と向き合わないといけないこともありますよね。
そんな時、大切なのは背後にあるネガティブな感情を受け入れることだそうです。
これが、「2.不快感を気持ちよく受け入れる」です。
「ネガティブな感情、どこかへ行ってほしい!」と期待すればするほど、さらに強くなるのだとか。
つまり、ネガティブな感情は受け入れて、尊重することが大切なんですね。
感情を肯定することで、視野が広がる
こんな風に、自分の感情は、ネガティブなものであっても肯定する、受け入れることが大切というお話でした。
受け入れることで、結果的に、不快感の中に心地よさが生まれるきっかけになるのだそうです。
そして、「二者択一」以外の対処方法を探すだけの余裕が、自分の中に生まれるということなんですね。
これが「3.視野を広げる」につながっていきます。
ポジティブもネガティブも両立させる
最後に、本書の「感情の両価性のメリット」という考え方がとても学びでした。
どういうことかというと、ポジティブとネガティブといった異なる感情とつながるということなんです。
例えば、物事には良い面もあれば悪い面もありますよね。
だから、あえて両面から、つまり、相反する自身の感情とつながることによりメリットを得られるという考え方です💡
こんな風に「感情の両価性」を表に出す人のほうが、物事をより広い視野でとらえられるとのこと。
物事を一つの側面だけでなく、異なる側面から捉えることができるんですから。
もし、「白黒つけたい!」「Aが良くてBが悪い」といった二者択一の思考に陥っている自分に気付いた時には、まずいったん立ち止まってみましょう。
そして、自分の中にあるネガティブ/ポジティブ感情の両方と向き合ってみることで、物事の見え方が変わってくるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀
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