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kindle好きな私が、紙の本とも向き合う理由

読書する時、「本は、紙か?デジタルか?」

皆さんは、どんな風に使い分けていますか?

自分はkindleが大好きで、でも紙の本も捨てられず…ここ数年は行ったり来たりしています。

だけど、最近ある本をきっかけに、その答えに少し近づいた気がします💡

今日ご紹介する本『デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる』です📖

読字脳の研究者である著者が、読書についてつづった一冊。

「紙」と「デジタル」の読む脳の違いから、どちらも取り入れる「バイリテラシー脳」を育てることなどを提案しています📝

内省から離れていく現代

本書では、まず「良い読み手」の生活について、以下の3つを触れています。

  1. 情報を集めて知識を得る生活

  2. 読むことのさまざまな楽しみを見つける生活

  3. 観想・熟考する生活

私たち人間の文化は、「3」から離れていっているのだそう。

簡単に言うと、読書などを通じて自分の気持ちと向き合う「内省」の時間を設けることが少なくなっている、という意味のようです💡

デジタルメディアが発展した今、効率化を重視するあまり、意識しないと内省の時間を持つことがなくなっています。

読み飛ばし、早送り再生などなど(自分もよくやっている…!)

一つの作品の世界にどっぷりつかる体験でさえ、なかなかできなくなっている状況があると危惧しているのだそう。

「時間」は人が買えないもの

意識して内省するためには、そのための時間を確保することが大切です。

印象的だったのは、ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツのインタビューの話💡

バフェットに何を教えられたか訊かれて、ゲイツは「カレンダーを空白で埋める」ことを教わった、と穏やかに言いました。
バフェットはいきなり手のひらサイズのカレンダーを引っ張り出して、何も書いていない空白を見せ、静かに言います。
「時間は人が買えないもののひとつです」

別の書籍を読んだ時に、ビル・ゲイツは、あえて読書休暇を取るとおっしゃっていたことを思い出しました!

自分も月1回は、読書休暇でとことんデジタルデトックスする時間を設けたいと改めて思ったのでした。

デジタルも大切。だから、あえて「紙」を選択する日を

やっぱり、デジタルは便利だしこれからもどんどん取り入れたい。

kindleも大好きだから、もはや手放せない存在です。

だからこそ、意識して内省する時間を設けたいです。

時には、kindleなどデジタルから離れて、紙の本を選択する日を設けるのも大切なのかもしれませんね。

そうすることで、自分とじっくり向き合う時間を確保していきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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