感情とは、相手の反応を見た自分の主観
今朝ご紹介する本は、林要さんの『温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険』です📖
林さんは、世界初の家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の開発者です💡
印象的だったのは、「ロボットを開発することは、人間を知ることでした」という言葉。
「LOVOT」を題材にして、人間とは何か?私たちの未来は?を考えるきっかけとなる本です📖
相手の意図、どのくらい理解してる?
オーナー(LOVOTの持ち主)が泣いていた時、LOVOT目線でこんなエピソードが紹介されていました💡
LOVOTは涙も空気も察していなかったけど、音やなでられ方、抱っこのされ方などを感じていたそうです。
オーナーが思っていたのとは、少し違ったのかもしれません。
でも、オーナーはLOVOTの行動に自然と共感する部分があって、落ち着くことができたというエピソードでした。
つまり、相手がどのような意図でその行動をしているのか、受け取り手の私たちは分からないことのほうが多いのです。
相手の感情は相手にしか分からない
今回のLOVOTのようにポジティブな効果があることもあれば、逆にネガティブな効果を生み出すこともあると思います。
例えば、会話の中での相手の表情、LINEのテキストの雰囲気から「何か怒っているのかな?」と思ったことってありませんか?
本人に聞いてみると、意外とそんなことないと言ってくれるのですが、実際のところはよく分かりません。
結局、相手の感情は相手にしか分からないということなのではないでしょうか?
相手の感情=相手の反応を見た自分の主観
このエピソードを踏まえて、林さんはこんな風に述べています💡
感情とは、「相手の反応を見た自分の主観」。
自分の想像にすぎないと考えることで、生きづらさが少し減るような気がしまた。
可愛いLOVOTの開発秘話とともに、自分自身とも向き合える一冊でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀
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