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今できない先のことを見なくたっていい。

先日後輩と話していたときに、プロジェクトのアドバイザーでリーダーの方の話になった。

いろんな経験をされていて、知識も豊富で、たくさんの分野に詳しいのもあって、思いつくのも決めるのも変わるのもはやくて、また、もともと外部から来たこともあって進め方やスピード感も全然違う。
それに着いてくのが大変だし、いっぱいいっぱいになってる人も多そうな感じ。
スピードだけでなく、あれこれ思いついたことをどんどん進めていこうとするバイタリティにも圧倒されている人が多い。

パワフルだよね、って話しつつ、ほかのメンバーとの認識差とか、ついてけなくならないかとか、不安や懸念点なども話したり。

私としては、後輩の子が全体見れていることや、その中で不安など感じつつも自分が無理しない方向で整理しようとしてるのが聞けて安心した。
慌ただしいプロジェクトの中で、中心になる人が落ち着いていることや倒れないことは重要。

話しててびっくりしたのは、後輩から見たら、私も結構パワフルに動いててスピードにもついていけているように見えてるらしいということだ。

実際にはついていけてるわけでもなく、あれこれやってるけどつかれていたりする。
決まったことに対しては、できることはできるし想像つくことは調べるしやれと言われたらやるけど、先回りして考えたり動けたりできているわけでもない。

できているように見えているなら、それは単に経験則で乗り切れているだけだと思う。
ある程度スピードあるように見えるのは、これまで似たことをやってきたり聞いたりして慣れているだけだし。
社内外でいろんな人を見てきている分、どれくらいのスピードで話が進みそうかとか、この人ならこんなことも言い出すのもありえるとか、予測できるから、反応だけはできるだけ。

その後輩とはひとまわりくらい違うから、その間に見てきていることの差なだけで、同じくらいしたらきっとその子もできるはず。

逆に私から見たら、その後輩の方が、ちょこちょこ変わる計画によく対応しているし、しっかり考えていてすごいなぁと思っている。
自分が同じくらいの歳だったときに、こんなにしっかり対応できなかっただろうと思う。

一方で、その後輩と同じくらいのとき、全然もっとできていなかったけども、同じようにずっと年上の人を見て、あんなにできないなぁと思ったりしていたなぁと思う。
当時のすごいと思っていた人ほどに自分ができているとは思えないけど、それでも、後輩からそんなにできないなぁと思われたりするくらいには、ちょっとできるようになっている。

だから、そんなにすごいことはできないとかそんなにがんばれないとか思っていても、日々ちょっとずつやっているだけで、確実に経験は積み重なるし、過去の自分よりは絶対できるようになっている。
経験値が違う人のことを見て「そんなにできない」って思っても、そのとき見える「そんなに」までがんばらなくてよくて、今やることできることを着々やっていればよいのだと思う。
それできっと数年後十数年後には、「そんなに」くらいに、それ以上に、できるようになってるよ?

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