見出し画像

悩みを俯瞰して眺める

悩みって頭の中でグルグル、モヤモヤしているから解決する気がしないし堂々巡りをしてしまう。絡まった毛糸玉みたいでほどこうと1か所をほぐすと他のところが更に絡まってしまう。

そのこんがらがっている自分の心の中を、地図を見る様に眺めることが出来るカウンセリングを学ぶ事が出来た。そしてその体験で私の中のカウンセリングに対するイメージも全く変わった。


私の人生を振り返るとかなり幸せで恵まれていた。それでも子どもと一緒に住めなくなったことをこの世の終わりくらいに拡大して、無力感で一杯だった時期が少なくとも3年はあった。実際には離婚をするまでの1年もきつかったし。それでも子どもたちとの絆は切れることはなかったし、10年以上たってみるとあの時があったからこそ子どもたちと一緒にいられる時間を作る事に一生懸命になれたし、

子どもたちがどれほど私にとって大切かがわかったし、

子どもたちに大好きだって気持ちも、産まれてきてくれてありがとうって気持ちも隙あらば伝えてきた。口に出したり手紙に書いたりしないとどんなに子どもたちの事を思っていても伝わらないって教えてもらって気づいたから。


昔から優しかった私の父は、私や妹が悩んでいる時にそのことにすぐに気づいて、「夜明け前が一番暗いって言うよ」、「お父さんは悩みがある時こそ夜は考えずに、明日の朝考える事にしてるんだ」と、それだけ言って私を放っておいてくれた。

心配しながらもきっと私や妹を信頼してくれていたと思う。妹も父からかけてもらったそんな優しい言葉を今でも思い出すと言ってた。


悩みがない人なんていないし、自分の悩みはどこのだれの悩みよりも深刻だとらえてしまう。悩んでいる時こそ視点を変えたくて、俯瞰して見る為に私の友人は山に登ったりとにかく高いところから風景を眺めるといっていた。カウンセリングを受けたり、人に話を聞いてもらうのも、占いをしてみるのも今の自分とは違う目線を持ちたいから、悩みを手放すきっかけがほしいから。


悩みを解決する方法は『手放すこと』なんだと心のどこかではわかってる。でも手放すことは本来難しい。

視点が変わって全体を眺めることが出来たら、他人を変えることは出来ない、でも状況を変える選択肢はいつも自分の中にあるとわかる。小さいところを拡大してそこばかり見ていたら解決の糸口はみつからないことも本当はわかっている。


悩みを俯瞰して見てみると、私の場合は死ぬほどの事でもないし、

その状況を変えたければやめることだっていつでも出来る、

どうしようもないくらいに孤独を感じても、俯瞰してみたら味方だらけだったりする。


辛い事や悲しいことがないとどれだけ恵まれているかもわからなくなるし感謝も出来ない。

だから辛い事があったことにも感謝なんだな、きっと。


私に子どもたちがいなかったらそこまで辛くなかったと思うけど、やっぱり子どもたちがいてくれて本当に良かった。

自分の感情マップをみて、なんだ、私は本当に恵まれてるなと気持ちが温かくなった。

もちろん世の中には深刻な悩みもたくさんある。でも俯瞰して見ること、依存ではなくて自分で解決していけるかもしれないと思えたら解決はすぐ近くまで来ていると思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?