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親孝行

『ザ・マジック』という本の28日間チャレンジを一緒にやろう、という素敵な企画に誘って頂いていていて。感謝を書き出すワークのシェアをほぼ毎晩参加させてもらっている。

毎日感謝することとその理由を書き出していく中で昨日、母親の老人ホームに一緒に言ってくれた子どもたちのやさしさと、1年以上ぶりに孫たちに会って喜んでくれた母親の気持ちと、コロナ下でもそれが実現したことに感謝して感謝リストに追加した。


私の子どもたちは私の両親にとっては初孫。

私は妹だけがいて男兄弟がいないから、初孫である私の息子が男の子だっただことも含めて、私が子どもを産んだときに両親はとても喜んでくれた。

特に父親は息子とキャッチボールしたりしたかったから余計に、初孫が男の子でかわいかったと思う。2週間に一度は孫に会いに来てくれてた。

2年後に娘が産まれた時も、今度はかわいい女の子だ、と両親ともにまたまた喜んで会いに来ていた。


私が離婚してからはなかなか孫たちに会わせてあげられなかった。

でもなかなか会えないからこそ、両親は私の子どもたちのことをいつも想ってくれていた。

そして子どもたちは祖父母からの愛情をちゃんと理解しているし受け取っている。

子どもたちを育ててくれている元夫が再婚して新しいお母さんが来た時も、私の母は相変わらずまごたちにフルーツとか新聞の切り抜きとか、そうめんとか、とにかくちょっとしたものを送り続けていた。

私も含めて、再婚したうちに、前の奥さんの家族から荷物が届くとその奥さんが困るだろうから送らない方がいい、と母に何度も言ったけど、母も、もちろん父も全然気にせず荷物を送り続けてくれていた。

私が子どもたちに会った時に、私の両親のうちに電話をかけて孫と話してもらった時も、「また会いたいな」と父も母もいつも孫たちに声をかけていた。

昨日は、もうすぐ母の日だからプレゼントを子どもたちと3人で選び、メッセージカードには子どもたちからもおばあちゃんへのメッセージを書いてもらった。

娘が、「自分の受験の時に祈願してくれてありがとう」、って書いたのを読んで、そうだ、そんなこともあったなと嬉しくなった。

私は両親にたくさん心配をかけたけど、父も母も私を信じてくれたし肯定して、大切に育ててくれた。

そして私は子どもたちが大好きで、なんていい子たちなんだろう、といつも幸せな気持ちになる。

この、私のバカ親ぶりは両親ゆずりなんだなと今気づいた。


母の施設に子どもたちと行く前日に父のお墓参りにも行った。

お母さんが老人ホームに転院したこと、退院して私と住みたいと希望をもってリハビリしていたのに、老人ホームになったらリハビリがなくて、このままじゃ退院出来ないと苦しんでいる母を父にも守ってほしくて。

父が母の夢にでもあらわれて、頑張っている母を肯定して、

みんなが母のことを大切に思っていること、安心していいんだと母に伝えてくれないかな、と。


私は子どもたちと離れて暮らすことになったからこそ、自分にとって子どもたちがかけがえのない存在だと、時に苦しいくらいに実感してきた。

そして、子どもたちに会いに行って、いろいろな工夫をして、二人が私の子どもに産まれてきてくれたことにどんなに感謝しているか伝えたいと思った。

一緒に暮らしていたら、私の場合はそこに甘んじてしまったんじゃないかと思う

だから子どもたちと離れたことに大きな意味があった。

その経験があるからこそ、私が辛い時に両親が見守ってくれたからこそ、両親への愛も感謝も出来るだけ伝えなくちゃ、という気持ちを持つことが出来たと思う。

そして両親に感謝を伝える時間もちゃんとある。

母は半身まひになっているから、「こんな身体になって生きていたくない」と弱音を吐いたりする。

でも、「子どもたちと一緒に会いに来るね」とカレンダーに書き込みしたら、それをとても楽しみに待っていてくれた。

母がいてくれて良かった。私がそう思っていることを子どもたちも理解して、出来る事をしてくれている。


感謝のワークで毎日感謝することを書いていくと、両親や子どもたちに関する事も多く浮かぶ。

一緒にいることが当たり前じゃなかったからこそ今があって

落ち込むこともあるし、これから先も感謝どころじゃない日もあるだろうけど。それでも両親に、子どもたちに恵まれて、私は幸せな人生を得ていることに間違いないと思う。

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