夫源病

「来週末、実家帰っていいー?」
「いいよー。なんかあった?」
「夫源病にかかってる」

「あー、夫源病ばっかりよ(爆笑)」


母との電話。
ぐーたら父に愛想をつかさず「また夫源病だわ!」と愚痴をこぼす母に、私も同じく夫源病なことを伝えて帰省することにした。


夫源病 (ふげんびょう)とは、Wikipediaによると夫の言動が原因で妻が ストレス を感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な 不定愁訴 を主訴とする疾病概念だそう。医学的な病名では無い。

実家ではネタのように活用され、最も頻度の高い病。すぐかかり、すぐ治る。
 

私は年に2度かかる。
昨年も同じ時期(夏)にかかっていた。
母は春にかかりやすい。


共通項。
それは母は春が誕生日で、私は夏が誕生日。
誕生日が引き金になる。


母の夫源病は、母の頑張りすぎの結果、怠惰になりすぎた父の残念な状態によるもの。父を見ていたら、そりゃ夫源病になるだろうなと。 


じゃあ私は?
まぁ、半分はワガママだ。
半分以上かもしれない。

それはさておき、先日、夫への不満が溢れる寸前、いや溢れたことで(笑)これ以上の惨事になる前に避難しようと決めた。


「実家へ帰らせていただきます」
ってやつだ。



片道5時間くらいかかる遠方の実家だけど、サクッと帰れるっていいよね。


実家の両親も
「どうせ、まきのワガママね。すぐパンクしちゃうもんね。」と夫が悪いと取ることもないので(実際彼が悪いわけじゃない)、「夫源病だから帰るわ」と帰れる。



我が家は半年に1度、不穏な空気が流れては都度都度改善してきた数年。最初の数年は、話し合いを嫌がる夫に無理やり話し合いに参加させていた。昨年の桃事件では、SNSでストレスを発散しながら感情が鎮火したところで話し合うというスタイルにトライしてみた。


そして今回は、不満に気づかぬふりをし続けるという対処法。 


いやー、すぐ溜まる(笑)
流せん!


ただ、夫婦関係に何らかの問題を抱える夫婦は、このスタイルを取っているかも?!という風にも思えている。

このスタイルとは、多少イヤなことがあっても目をつぶる、スルーする、ちょっと小言はいうけど解決まではしようとしない。ストレスが溜まったら、自分なりの解決法(ショッピングや美味しいモノ食べるや、旅行にいくとか)で対応して、なかったことにする形。 


仕事や育児や介護が忙しかったら、なかなかパートナーに向き合うって骨が折れるもの。私も、昨年は暇だったから向き合う気持ちになったけど、今年はやりたいことも増えたから、夫と向き合おうとする優先順位は劇的に下がっている。


こうして溝は深まるんだなと、我が事をなぜか他人事に思いつつ、必要だったら向き合う必要あるしなとちょっと放置している、今。


タイトルに夫源病って書いたけれど、夫も妻源病(妻に追い詰められてストレスを抱えている)だろう。色々記事を読んでいたら、夫を妻源病にしやすい妻の特徴が書いてあって。

①家事や育児で自分のやりかたを強制する
②家事や育児に求める水準が高すぎる
③夫が帰ってくると急に嫌そうな顔や態度に
④自分の思い通りにならないと文句ばかり
⑤感情的になりすぎて相手を一方的に責めがち



③以外は、「あってるー!」って言われそうだもの。会話は、伝えた内容でなく、相手にどう伝わってるかだからね。


↑↑
1ヶ月前、今年こそいいお誕生日を迎えられそうって思ってたのにな。記録していると笑えてくる変化よ。


我が家はまさに、夫源病と妻源病の巣窟。



さっさと話し合えばいいやんって感じなのだけどね。パワーいるから億劫になるわけです。


ファイト。







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