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療養期間に夏休みの自由研究をやっていた。

夏が終わる。
今年の夏は長い時間台所に立っていた。

主婦業をがんばったわけではなく、ただ『おいしいもの』を食べたかっただけ。加えて娘も料理を一緒にやりたがるので、一緒にやる練習をした。

自分で言うのもなんだが、結構腕があがった気がしてる。夫は何でも美味しいというので評価があてにならない。

そんな中、ブドウ大好き娘に手間暇かけてつくった代物がある。こちら。

ブドウ寒天

ブドウ寒天

キレイな器に盛ったものもあったのに、微妙な写真しかない(言い訳)。

毎日「ブドウたべたい!」と言い続ける娘、ブドウ寒天を見せただけで「おいしくない」というではないか。食べてから言ってよね。

たくさん送ってもらったブドウの中で、実家で作られたブドウの1房が全然甘くなくて、それをおやつ(研究材料)にしてみたのだ。


健康志向をうたってる我が家。
ゼラチンはなく、あるのは寒天。レシピを見ると大概ぶどうジュースを加えるようになっていて、透明感溢れる紫のブドウゼリーがレシピ上に並ぶ。

だが、できあがったのはゼリーではなく寒天。透明感なんて微塵もない、羊羹?紫芋?を彷彿とする色合いのもの。

羊羹じゃないよ

原因は、ジュースを加えず皮だけを煮込んだからなのか。

ブドウの皮を剥いて煮詰める

作ってる様子自体はオモシロいようで

「夏休みの自由研究でも始めたの?」
と夫からは言われ、母からは

「ゼリー作ってみたことあるけど、手間暇かかった割に、誰からも喜ばれなかったわ。」

と、完成する前に教えられる。

紫芋羊羹のようなブドウ寒天が完成し試食。
夫はおいしいよ、と控えめに言ってくれた。

娘は見た目だけで美味しくないと言い放ち、一口食べて「いらん!」とさらに強く言い放った。

私も食す。うん、美味しくないね。
ブドウ自体は佐藤のおかげで甘くなっていておいしかったが。

まあ、成功ばかりじゃない。

自由研究するほど、時間と心に余裕がある療養期間だったってことが、一番の研究成果です。長い夏休み、終了!

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