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沖縄の披露宴会場には体育館並みの立派な舞台があるって本当!?
皆さんは沖縄のローカル番組「ハ〇〇イ新婚さん」をご存知ですか?
毎週日曜日に沖縄地元カップルの披露宴レポートをするローカル番組。沖縄県民であれば一度はみたことあるはず!
先日、同じフリーランスのウエディングプランナーをしている先輩とお食事に行きました。その時、「ハ〇〇イ新婚さん」の話題になった時に言われた一言。
「あれってリバイバルじゃないんですか?」
目にしたことはあるけれど、毎回同じ感じだったので完全にリバイバルだと思っていました、
とおっしゃいました。
本当にそう、そうですよね...
リバイバルだと良いのに、と思ってしまいます。
あれは毎回違うカップルの披露宴レポートなんですよ、とお伝えすると驚いていらっしゃいました。
なぜ先輩がそう思ったのかというと、何回か目にしたことはあるけれどいつお同じ感じのレポートだったのでてっきりリバイバルだと思っていた、とのことです。
やっぱりそうですよね…
先輩は県外の名だたるブライダル会社でたくさんの経験を積み、今は沖縄の地で県外カップル(リゾートWedding)のプロデュースを主にされていらっしゃいます。
沖縄の披露宴は目にする機会が少ないので、沖縄の披露宴実情をお伝えすると目を丸くして驚かれていました。
<沖縄の披露宴実情>
①余興は4~6つあるのが一般的
②お色直しは2回がスタンダード
③演出は未だにスモークやバブルシャワーを使用
④テーブルラウンドはキャンドルサービスonly
⑤テーブル札は衝撃の漢字タイプ
(通常はアルファベットや数字タイプです)
今日は①の余興について深堀りしてきます。
1つの披露宴で余興4~6つはあたりまえ
沖縄は余興の数がものすごく多くて、1披露宴で4~6もの余興が行われ、その1つ1つのボリュームがスゴイ。
ステージ係なる余興者専門のスタッフが当日配置されるくらいです。
披露宴受付開始前に会場のセッティング真っただ中、余興の練習にいらっしゃるゲストが多すぎて、その対応ったら本当に大変です。
沖縄の余興は気合いが入りすぎているので、衣装や小道具まで持ってくるゲストもいます笑
ステージの裏に余興の控室が無いとブーブー文句を言われちゃう...
沖縄の披露宴会場には体育館並みの舞台がある
いや、コレ本当の話しで、県外ゲストはまず舞台を見て驚きます。
そして舞台の裏ではステージ係が余興者との打合せ。
本当に細かい打合せをするんです。
ダンスであれば、音源を預かり、音が先なのか板付き(スタンバイした状態)で幕が開き音が流れるのか、照明のタイミングなど
あと、司会のコメントが入るタイミング、紹介方法なども笑
幕もちゃんとあります!
縦幕と横幕。
縦幕は基本、幕開けといわれる「かぎやで風」の時のみ使用し、他余興は全て横幕を使用。
<かぎやで風>
沖縄のお祝い事には欠かせないと言われる琉球舞踊。
私も踊れちゃいます☆
とにかく余興のこだわりが強いうちなーんちゅ。
事前に余興内容の確認をある程度していないと当日のサービススタッフに迷惑をかけてしまうので事前確認が本当に大切。
余興者の人数、着替えの有無(ほぼ着替え有)、着替えにかかる時間、余興時間の確認など細かい部分の確認をしていきます。
この作業を怠ると完全に披露宴3時間コースに突入です。
1分1秒たりとも無駄にしません。
***
ここからはプランナーサイドの愚痴なのですが・・・
定型フォーマットから外れ、イレギュラーなことが発生するとサービス担当から小言が…
余興の管理だけで大変なのにイレギュラー満載なんて
「こんなんできないよ!」とか簡単に言われちゃいます。
意識レベル低っ!
もう”こなす”ことしか考えていません。
その調整も本当に大変なので、プランナーサイドとしても定型から外れたことしないようにと気を配ります。そりゃ県外のようなオリジナルウエディングからかけ離れるはずです。
***
でもね、ホテルweddingの世界から離れてわかったことがあります。
サービスレベルが低いのではなく、私たちプランナーが新郎新婦様の想いをしっかり伝えることができていない、のだと気付きました。
ここは反省です。
今だったら私はエスコートもするので、いかに大変なお仕事なのかサービススタッフさんの気持ちも分かるようになりました。
やはり、ホテル・式場も分業制(プランナーとエスコートが別担当)を辞めて、プランナーが当日のエスコートまでするシステムに変えた方が良いと思います!
サービススタッフさんにサポートをしてもらうようなイメージです☆
そうするともっと質の高い、新郎新婦とゲストに寄り添ったサービスができるのではないかと私は考えます。
サービス…
というよりはホスピタリティマインドを高めたいかなぁ。
求めすぎも良くないので、今日はココまでにしておきます...笑
沖縄の披露宴事情については今後も少しずつ深堀りしていきます!
お楽しみに☆
MAKI
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