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私は新郎新婦だけではなく全てのゲストの想いに寄り添いたい

「冨名腰さん、私の友人がご迷惑
かけていませんか?」

なんだか慌てた様子で
あるご新婦様からお電話をいただきました。

ご新婦様のご友人から、

“冨名腰さんに余興の件で色々と協力してもらっていて本当に助かっている、良いプランナーさんだね!”

と言われたそうで…

どんなお願いしているのか教えてもらえなかったので、冨名腰さんに無理を言っていないか心配になり連絡しました。

いや、嬉しい!!!
余興者の方のお気持ちも
ご新婦様のお気持ちもどっちも嬉しい☆

ゲストの皆様が新郎新婦様を想う気持ち

友人ハグ


確かにご友人からのご相談は
物理的に無理なご相談だったので、
何度も相談を重ね
何とか突破口が開けたところでした。

実はご新婦様から事前ヒアリングで
ご友人に対する想いをお聞きしていました。

この余興メンバーは私にとって
かけがえのない存在。
このコロナ禍どんなことがあっても
式に参加したいと言ってくれたメンバー。

出席を断れられるかと思ったけど、
みんな心から私たちのことを祝福し、
当日を楽しみにしてくれている。

だから私たちも精一杯の
おもてなしをしたい。

余興もとても楽しみ♪

***

そして、ご友人が
こんなことを言われたそうです。

”みんな、招待状送ったけど
無理して参加しなくてもいいからね。”

何でそんなこと言うの???
と聞くと、

”コロナの影響で
この状況の中で開催することを
快く思っていないゲストがいてね…

一度日程変更をしているからこそ
招待状をお渡しした時のゲストの反応を
過剰に捉えてしまう私がいるんだ。”

いつもどんな時でもニコニコ笑顔の
スーパーポジティブな彼女が
声を震わせながら悩みを打ち明けた。

みんな〇〇ちゃんのことが大好きだから
どんなことがあっても結婚式参加する!
そんなこと気にしなくてもいいんだよ!

と言ったら
号泣していたそうで…

どれだけ苦しい想いをしているのだろう。
結婚式を思いっきり楽しんでもらいたいのに!
と思いながら、一緒に号泣したそうです。


バルーン

ご新婦様がご友人の皆様のことを
大切に想うように

ご友人の皆様もご新婦様の幸せを
心から願い、結婚式当日
喜んでもらいたい
と必死に余興の準備をしています。


あぁ、ご新婦様って
とても愛されてるなぁ、って!!
私は嬉しくなったんです♪

この想い絶対ふたりに届けてあげたい!
結構壮大なサプライズになるのですが、
絶対成功させて見せます☆


プランナーは調整役

キス

ウエディングプランナーって
新郎新婦様のことだけを
考えているわけではありません。

ご両親様、ご親族、職場・友人の皆様
当日ご列席の全ての方にとっても大切な日。

私たちウエディングプランナーが
新郎新婦様とのお打合せを重ねて
当日をお迎えするまでの期間は半年位。


でもね、ゲストの皆さまが新郎新婦様と
過ごしてきた時間を考えてみてください。

十何年、いや家族だと20年、30年…
共に過ごしてきた時間のスケールが
そもそもに違うんです。


どれだけゲストの皆さまが
おふたりのご結婚式を心待ちにしていたことか。

私はその想いを一つ一つ丁寧に紡ぎたい。

時間がかかっても良い、
割に合わないと言われても良い、
暑苦しいと言われても構わない、

当日が笑顔いっぱいの結婚式になることを
想像しながら調整役に徹したいと思うのです。


NOと言わないプランナーが増えるといいな


ホテル時代のわたし。
余興者やゲストからの無理難題は
NOと言っていました。

私がどんなに協力してあげたいと思っても、
周りが協力してくれない。

そんな面倒くさいことしたくない
失敗したらどうするの?
それって見合った料金いただけるの?

パートナー業者さん、サービススタッフさん
って何でこんなに非協力的なんだろう…
そう、ずっと思っていました。


でも、今はその考えは間違っていたな
と、ハッキリ言うことができます。

周りが悪いのではなく、
私がおふたりやゲストの想いを
しっかりと伝えることができていなかったのだと。


日々の忙しさに追われて
業務効率ばかり考えている方も多いけど、

この業界に携わっている限り、
根底にある想いは
きっと共通していると思う。

新郎新婦様の門出を心から祝福し、
ご結婚式当日、新郎新婦様とゲストの皆様に
最幸の一日を過ごしていただけるよう、
そして会場内がたくさんの笑顔で包まれることを願っている。


きっと、イヤイヤ言っていても
根底にある想いはひとつ。
わたしはそう信じたい。

だから、おふたりとゲスト皆さまの想いをしっかり汲み取り、伝えることができれば皆絶対協力してくれる!

と思いこんで(笑)
私は日々、暑苦しいくらいにおふたりとゲストの皆様の想いを伝えまくって、協力して~!!とたくさんの方にご相談しています。

いつも協力をしてくださる会場スタッフの皆様、シェフ、ヘアメイクさん、カメラマンさん、
音響さん、司会者さん、
フラワーコーディネーターさん、

皆さんには本当に
心から感謝しています。

私一人ではどうすることも
できないことばかりで^^;

いつも助けてくださりありがとうございます。

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私には最高の仲間がいます。

だから、今はできないことなんて無い!
と思っています。

すぐにNOというのではなく、
まずは調整してみる。

それでダメだったら
代案をたてる。

”調整力”
プランナーにとっては本当に大切な力。
おふたりとゲストに変わって想いを伝え、
願いを叶えるお仕事。

ここで失敗したらout。
だからこそ、

”真紀さんの頼みなら何とかしてあげるよ”

”真紀さんがそこまで言うなら
一肌脱ごうじゃないか!”

と言ってくれるような関係性を
日々のお仕事の中で築くのも大切。

私はこれからもこの”調整力”に
磨きをかけていきたいと思います☆

MAKI


※このコロナ禍で起こっている出来事。
こんな時だからこそ思いやる心大切じゃない?
お時間ある方はコチラ↓の記事もご覧いただけると嬉しいです。

(※今回の新郎新婦様とは別のお客様のお話です)


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