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披露宴の乾杯は”立席”or”着席”?

えっ!?

そんなの決まってるじゃん!!

って思いますか?


それがね、違うの…笑

沖縄では着席のまま乾杯をする

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ナント!!

実は沖縄では着席のままで乾杯するのが一般的なんです!

”立席する”という概念がありません。

何でだろう…

以前、この”乾杯”が元でものすごいカオスな光景を目にしたことがあります。

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それは友人の結婚式。

沖縄出身の友人と東京出身の旦那様。
友人は大学からずっと東京暮らしの都会人です。

結婚式は沖縄で開催したのですが、県外ゲストも多くいるということでリゾートweddingを選択。

私たち友人もなかなか参加することのできないリゾートweddingに心躍っていました♪

挙式から披露宴まで美しいプライベートビーチが広がる最高のロケーション。この中で結婚式ができるって沖縄って本当に恵まれてるなぁ!と改めて実感することができました。

東京から来たゲストが”これは異次元の世界だ”と表現しました。

私達県民は日々この海を見ているので
”えぇ!!それは言い過ぎ!私たちは逆に都会のおシャレなレストランやゲストハウスで結婚式したいけど!笑”
なんてお互い無いものねだりで(^^;


そんな中始まった披露宴。
乾杯のご発生は東京からお越しのゲスト。
”それではご唱和ください”の合図で一斉に立ち始める東京ゲスト。

そして、何で立つの?という表情でざわざわし始めた沖縄ゲスト。

あ、これヤバいやつだと判断した私は周りの友人に”乾杯は立つんだよ!!”と伝えると今度は沖縄親族だけ着席したままのものすごい光景が目の前に…

司会者さーん”ご起立ください”の一言ください!!と願っていたけれど、願い届かず…

この空気に耐えかねた乾杯の方が先に

”かんぱーい!!”

そうね、その気持ち分かる。
その後の雰囲気はご想像にお任せします(笑)

まあ、笑い話になりましたけど…


沖縄×県外の披露宴はプランナーの配慮が必要

打合せ

私は沖縄と県外の方のMIX婚担当が多い。

同じ日本なのに文化や考え方がかなり違うので、打合せの際にはいつも丁寧に違いを説明しながら、おふたりにピッタリのプランをご提案します。

その中で必ず確認すること。

乾杯のご発生は”立席or着席”どちらにするかを新郎新婦様に事前に決めていただきます。

”立席してほしい”の場合
乾杯の方が”ご起立ください”と言わなければ、司会から合いの手を入れてもらう。

”着席のまま”の場合
事前に乾杯の方に本日は着席での乾杯になることをお伝えしておく。
※この時必ず沖縄では着席での乾杯が一般的ということをお伝えする。

乾杯の方が”着席のまま乾杯をお願いします”というのはおかしなお話なので、乾杯の方のご紹介前に司会者さんに伝えてもらいましょう。

どちらにしても司会者さんにはどのスタイルになるかを事前にお伝えしておくことが大切ですよね!

こういう細かい配慮が大切ですよ☆


***

でもこの記事を書きながら、改めて沖縄と県外の違いに私自身が驚いています。

一緒に結婚式に参加する友人からはたくさんの質問がありましたからね。
↑うちなーんちゅね(沖縄県民)

◎招待状にハガキが入っていたんだけどこれどうするの?
→それ、返信ハガキね。返信の仕方LINEするから皆参考にしてね。
◎挙式の時間も書いてあるけど挙式って参加しても良いの?
→良いよ!友人が挙式に参加しないのって沖縄だけだから。
◎県外だとご祝儀3万円て聞いたことあるけど、そんなに包むの??
→それは1万円で良いと思うよ。
別で何かプレゼント用意しよ!!
◎プログラム表が無いんだけど、どのタイミングで余興するのかな?(当日)
→プログラム表が当日席に配置されてるのは沖縄だけだからね。(ある意味ネタバレね笑)担当者さんに確認しようね!

沖縄の友人たちの気持ちも本当によく分かるんですよね。私だってこの仕事していなかったら分からないだろうな、って思うから!


あー!
きっと、悩んでる新郎新婦様いっぱいいるだろうなぁ。

私のこの記事がたくさんの方に届きますように☆

▽他にも”沖縄あるある”たくさんあります!
ぜひご覧ください。


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