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アートとデザインって?


1.アーティストとデザイナーの違いを独断と偏見で考える。
2.絵の話し
3.アーティストって…


1.アーティストとデザイナーの違いを独断と偏見で考える。

私はもともとアートが好きで最近はパッケージなどのデザインにもアートと融合したものが出てきている事にとても興味があるし、アーティストやデザイナーの方々を尊敬している。
そして、高校生までの間美術は大好きだった、けど美術部には何かにつけて入らなかった…そんな学生でした。
しかし、最近になってやはり、アートで表現することやデザインで経済活動が動いたりすることについて興味を持ち素人なりに調べ始めるうちに、
自分の中では曖昧でぼんやりとした世界だったアート、の世界が今では、もしかしたら長年隣の部屋に住んでたのかな?と思うくらい近くに感じるようになったのです。

アーティストとは、
最近比較的歳の近いアーティストさん達と交流する機会がありました。彼らは自分の世界感を大切にした生活をしていて自分が経験した、社会人の規則と時間に縛られて管理された生活とはまた、別の自分ルールで自分を管理する、降りてこない、描けないときにはゆったり休み展覧会前など、時には寝る間も惜しんで身を削る想いで、制作活動に励んでいるとおもいます。

その分社会の人とのコミュニケーションでは、日本人とヨーロッパの人くらい異文化理解をしなければならない問題も生まれるのではないかとおもいました。もちろん人によってその" 違い "は大小あるとはおもいます。しかし、アーティストにとって大切な自分の世界を守る事は自分のなかから表現をする、アーティストの活動をする上で、最優先事項なのかもしれないとおもいました。

デザイナーとは、
デザインとは何かの目的を達成するためにその過程でもちいられるアート、それはあくまでも言葉では足りないメッセージを伝えて人に影響を与えるためのアート、もはや、記号や文字に近いものなのではないかとおもいます。
アーティストと圧倒的に違うポイントとして、もちろん自分のセンス(配色や図形のバランスなど)も必須にはなってきますが、昨今Instagramの広告などでみるデザインにおける、ルールを学べば磨けるセンスやアプリを使いこなす技術みたいなものが重要なのですが、
それよりもまず、

(きっと、これが難しいんだろうなと思います。)

第一に必要なスキルはお客様や、ニーズがあっての、デザインになる訳で(もちろんそのニーズは自分発信のこともあるとおもいます。)それを上手く聞き出したりデザイン(具現化)していくことが出来るチカラなんです。
+その人なりのデザインやブラッシュアップをしていく段階でのセンスはここから必要になってきます。
さらに、依頼される事が多いわけですからミーティングなんかの、スケジュールを組んで価格帯を決めて完成まで漕ぎ着ける。この工程にアーティストよりも馴れてる人が多い、なんなら社会人に違い分野の仕事になるのでは無いかと思うのです。

結局どちらを名乗っている人にもフリーランスも企業に所属している人もいると思うのですが、自分にとっては自分の世界を表現することが仕事になる、アーティストってある意味とても幸せなんじゃなかろうかとおもうんです。



2.絵の話し

ところで最近自分の生活に余裕のある時間が増えたので、学生時代によく趣味で描いていたことを思い出してよく、絵を描くのですが
使う画材は同じでもこれを描きたいあんな構図で描きたいと思って描き続けていると…
自分の絵には共通点が少なくどことなく、薄く感じるようになりました。
それというのも、ある日は鳥ばかり描いていたのに次にパレットに絵の具を広げた時には動物を描き、
空を描いていたとおもったら海、人間…というように色んな題材で描くのです。
もちろんかく人が一人なので絵柄はそれとなく同じ世界観での作品になっていると思うのですが、
並べて観るとよくおもうんです。
自分は何が…描きたいのだろう?と
あ、純粋に、ふと思うことなのですがね、



3.アーティストって…

そこで、ふと気づいたんです。

さきにアーティストさんと社会人には異文化理解しないといけないくらいの" 違い "が、あると思うと語ったんですが、そこです、
アーティストさんは同じ世界観で描き続ける人や同じ題材で描き続ける人が多いとおもうんです。
女の子、鮭、風景、動物…などなど
彼らには人生をかけて表現したい自分にとって最高のイメージがその題材の中にあるのではないか、と
同じテーマ似たような絵を描き続けるアーティストさんの作品を見て私は(とくに表情のわかりづらい風景や魚)お恥ずかしながら、今までは漠然と風景だなぁ、とか細かいなぁ、飽きないのかな?すごい

くらいの感想しか出てこないようなヒトだったので全く理解におよんでいなかったのですが、
ここ最近の気づきによって少し腑に落ちるところがあったといいますか、
異次元をすこーし覗く事が出来るようになった視点を得られた気がしてなるほどなぁ、と

このなるほど、が社会全体に広がれば、たまに問題になっているデザインやアート作品への軽視や対価を支払わない、といった問題の解決にも繋がってくるのではなかろうかと、異文化理解(この話しの中での)を進める必要があるんではないかなと思う今日でした。

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