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「新約Marchen」

これはもう、絵が美しすぎて惚れました。

特にこの方の描く子供が美しすぎて、観てると動悸がする。

表紙の2人が森で遊ぶシーンは、もう言葉になりません。

キャラクターが着てる服のデザインも素敵すぎるんだけど、デザインも描いてる鳥飼さんが考えてるんでしょうか。

美術館に所蔵されておかしくないレベルだと思う…

ストーリーはね、とても悲劇です。

1ページ目から強烈な出だし。平和で穏やかなストーリーは予感できない。

本来なら私は嫌煙するタイプのストーリーだなあ。

これも最初はネットで少し読んで、絵を眺めたいがために単行本買いました。

これ「Sound Horizon」の「Marchan」というアルバムを漫画にしたものなんですよね。

元ネタのアルバムも聴いてみました。

これまたものすごい世界観でしたよ。

これは確かに、いろんな解釈できそう・・・漫画の「新約Marchan」も、あくまでひとつの解釈ってことなのかな。

あ、そうそう旧約Marchanもあるらしいですね。

漫画の帯に「収録曲」って書いてるのが面白い。

そのとおり、アルバムの収録曲順で漫画の方も進んでいきます。オムニバス形式ってことになるのかな。

悲劇がどんどん続いてくんだけど、絵は常に美しいよ・・・なんか、時々イロモノ的な強烈なビジュアルの人もでてくるけど、その迫力もすごい。

オムニバスだけど、1巻と5巻の話は続いていて、1巻読んで5巻読むと、ボロボロに泣けます。

もう・・・なんだこれ・・・

私ね、子供に弱いんですよ。

号泣せざるをえない。

※ここからネタバレします







5巻の最後は、エリーゼとメルが生まれ変わったという意味でいいのかな?

あの描写のおかげでずいぶん救われましたよ・・・

せめて来世では2人幸せになってくれないと、私立ち直れない・・・

メルの「今度こそずっと一緒にいようね」からのエリーゼの「うん」で涙腺崩壊。

今思い出すだけで涙出てくる…

来世ではお似合いの美男美女カップルとしてベタベタな少女漫画ストーリーを繰り広げて欲しい。

続編でそういうの出ないかな・・・

ベタベタな少女漫画って全然好きじゃないけど、この前世があってからの展開なら超読みたいわ。

レボさんの手にかかるとベタな展開には絶対ならないんだろうな・・・

でもよく考えると、そもそもエリーゼは小さいころに死んでいて、メルは目が見えなかったんだよね。

そもそも、あんな風に出会えるはずがなかったんだな。


これも、一度観ると情緒おかしくなるタイプの作品なので、持ってるけどなかなか読み返せない…調子いい時じゃなきゃなぁ。










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