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「巷説百物語」


また時間かかったなぁ。

間にめちゃくちゃ漫画読んでた。

それも今度書こうか。


これ読むのは3回目?4回目かな?

あー又さんおぎんちゃん久しぶりーってゆう感じ。

最初に読んだ時はおぎん姐さん歳上だったような…すっかり超えたぜ…

これは京極さんの本の中では薄い方だし、7つの話からなる1冊なので、とても読みやすい。

それぞれの話に妖怪とか伝説とかおばけとかの名前がついていて、それに因んだ形で、御行の又市一味が、正攻法では収まらない困ったことを綺麗に片付けてくれる、っていう感じかしら。

スッキリするけどちょっとやり切れなかったり切なかったりする。

又さんもおぎんちゃんもよく「悲しいねェ」って言う。

それがいいなぁ。

作品によっては悲しいやりきれない話でも、主人公が全然表立って悲しまないパターンのやつもあると思うんですよ。

だいたいは百介ポジションの人が悲しいとか可哀想とかいう発言をして、でも又さんポジションの人は淡々と次の仕事に取り掛かる、的な。

それはそれでもいんだけど。

それをされるとスーパーマンぽくなって、ちょっと遠くなるというか…「悲しいねェ」って言葉に親近感が湧く。


しかしあれだな、ヤベー奴いっぱい出てくる。

ここら辺はやっぱり、京極作品ですねー。

京極さんの作品はキャラクターが素敵。それはこのシリーズでもそうだと思う。

主人公側の人たちはやっぱ普通に素敵ーって思うけど、敵?にあたる人たちはだいぶヤベー奴多い。

特に7つめの話、「帷子辻」に出てくる犯人はまじでヤバかったな…行動が気持ち悪くて、オエってなった。

元京都市民の私としては、帷子ノ辻といえば「乗り換え」なのだけど、そんな伝説があったとは…

住んでる時にちゃんと見てまわればよかったなー。また京都行きたくなった。

京極作品は勉強にもなる。歴史とか、宗教とか。

私そっち方面すごく好きだから、それも京極ワールドにはまった一因かな。

あと妖怪には特に興味がなかったんだけど、最近だいぶ好きになってきた。

妖怪ってそれぞれ元ネタがあるんだね、きっと。

元はいろいろあった人間の成れの果てなのかーとか思うと、面白い。


巷説百物語シリーズ一周したいんだけど、ちょっと新しい風を取り入れたい気持ちもある、今。

なんか、気分変えたい。

刺激欲しい。

違う系統読んでみたいという時期。

うーん悩ましいな。

次何よもかな。











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