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おもいでを旅する

先日の一回目のポストでは、その時々のできごとや感覚を忘れないためにnoteをつけてみよう、と書きました。

そこでわたしは、先日実家の物置から掘り出したある”書き物”を思い出しました。それはわたしが10さいくらいのときに書いたものでした。
それは言われてみれば日記のようなものですが、その日あったことをまとめて感想を記す普通の日記とは、少し変わっていました。

・・・
○○(弟1)「何書いとるのー?」
母さんが鼻歌を歌いながら料理作る
△△(弟2)がチャンネルに手を伸ばす。届かないのでこたつの反対側に歩いていく。転んだ。
父さんは新聞
母さんが「そろそろご飯たべれるよー」
・・・・・

何の変哲もない日常の一こま、(おそらく文字におこされたのはたったの数分)弟が発した声や家族の行動をそのまま切り抜いた部分をなぜか人間観察日記のように細かく記していました。
幼い、でも確かに自分の字で書かれたそれを見たら、何十年もたっている今から一気に、実家の家族が集まるあの居間、その場面にタイムスリップした気がして懐かしくあたたかいものが心にじんわり広がる感覚がありました。

もしかしたらただ単におもしろいから書いただけかもしれませんが、   当時10さいの私は今みたいに簡単にスマホで動画は残せないなかで、その時の感覚をそのまま鮮明に残しておきたかったのかもしれません。

そんなことを考えていたら、今こうやって残している文章も何年後、何十年後に読み返して「ああ、そういえばそんなことがあった。」「自分、そんな風に考えていたのか~」と思い返し、おもいで小旅行ができるのかもしれないと思い、少し楽しみになりました。

その時が来るよう、いつもみたいに三日坊主にせず(笑)ゆるく長く続けていこうと思います。



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