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贈る

感謝や祝福のや気持ちを込めて金品を与える。贈り物をする。

この2月に53歳になりました。あと30年かな、40年かな、いや結構まだまだ時間あると気がつきました。
「何かしなさい」とさんざん色々な方に言われました。今まで何にもしないで生きてきたわけじゃありません、結婚し娘を育てました。その娘も無事に成人しました。
最終学歴の短大を卒業して30年以上経ちました。そのときからの友人たちと最近また1年に数回会うようになりました。子どもが結婚して孫の面倒をみていたり、親が具合悪かったり、まだ高校生の子どもがいたり、みんな色々です。
何回か会ううちにプレゼントを渡すことが決まりのようになっていました。プレゼントといっても千円程度です。
これが何でもいいようで毎回何にしようか、楽しみのひとつでした。誰かに何か贈るとき、相手が喜んでくれる顔を想像し、あれこれと迷い、やっと決める。
こんなふうにプレゼントを贈る相手がいるって幸せだなと思っていました。
『魔女の宅急便』のなかでキキがニシンのパイのお客様のおばあ様に誕生日を聞かれるシーンでキキが私にも誕生日を教えて「だってプレゼントを選ぶ楽しみが増えるから」と言います。まさにそうだなと思い返しました。
しかし、先日友人の1人から今回の食事会はプレゼントなしの連絡『了解』と返信したものの、ちょっぴり寂しい気がしました。
53歳みんな色々です。

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