テレビを消すことで電力不足は解消されるのか検証してみた
テレビを消すことで電力不足は解消されるのか検証してみた
テレビをつけるとテレビの中の人たちは節電を呼びかけているけど、テレビを消す事は決して言わないことに違和感があります。
エアコンの温度を下げるより、みんながテレビの、電源を消す方が節電効果ってあるのでは?と思ったけど、テレビや新聞では一切検証されないので勝手に検証してみました。
結果はいかに?
テレビの普及台数は?
保有率は 93.3%(世帯)
総務省の資料から(平成24年)
世帯数 4817 万世帯(平成24年)
厚生労働省の資料から
この世帯数に保有率をかけると
44942610台になる。
(実際は勿論誤差はある)
約4400万台テレビが各家庭にあるとして
次は消費電力
液晶テレビ
2K未満・30インチ以上:37W
ちなみに
エアコンは
2.2kW(6~9畳):91W
どちらもサイズが大きくなると消費電力が大きくなるので、小さなタイプのみ算出
この2つの数字を見るとテレビよりエアコンを消した方が効果があるように思えるが、テレビは消しても熱中症にならないが、エアコンを消すと熱中症のリスクが高まってしまう。
では、タイトル通り
「日本中の家庭にあるテレビのコンセントを抜いて電源を落とした場合、どれだけの節電効果が見込めるのか?」というと
4400万台×37w=16億2800万w
1キロワット = 1,000ワット
KWに置き換えると
162万8000kw
東京では?
東京の平成24年の世帯数は約630万
630万×93.3=5877900台
5877900×37w=約2億1748万w
1キロワット = 1,000ワット
KWに置き換えると
21万7480kw
東京電力の供給範囲は
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)になる。東京を含めて、静岡を除いた県を世帯数と保有率で計算すると
約2488万×93.3=2321304台
2321万×37w=8億5877万w
1キロワット = 1,000ワット
KWに置き換えると
85万8770kw
ここで東京電力の本日の電力使用見通しを見てみる。【東京エリア】
安定供給に最低限必要な予備率は3%。
予備率とは?
エリアの需給状況を示す指標。予想される供給力から最大電力使用量を差し引いてその値を最大需要で割った値。
5%を下回る場合
➡️電力需給ひっ迫注意報
3%を下回る場合
➡️電力需給ひっ迫警報
ーー節電要請を行う。
本日の12時から13時の供給力は5764万kwなので、供給範囲全ての世帯でテレビの電源を消すと
使用電力の割合を
約92.2%から約90.75%へと
約1.45%も減らせる事が出来る。
結論としてーーー
熱中症のことを考えるとエアコンをつけないという選択は危険なので、まずテレビを全世帯で消す事によってこの夏の電力不足は乗り越えられるのでは?というのが調べてみての感想です。
エアコンを節電するより命の危険はないし、現実的だと思います。そして他の節電も組み合わせるとより効果は出るのでは?
テレビや新聞ではこの効果を検証されるのでしょうか?、、、。
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