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僕らにできる事はまだまだあるよ

僕らにできる事はまだまだあるよ

 テレビのワイドショーやニュース番組を見ると、悲しいニュースばかりが流れている。遠い世界のように感じてしまいたいと思うほど、その絶望的な現実に胸が苦しくなる。しかし、当事者のある国では全然違う伝わり方がされている。戦う国と守る国、そしてそれをテレビ越しで知る第三国の自分たち。「ああ、自分は無力だ」と僕は感じることがある。そんな僕たちは朝起きて、ご飯を食べ、仕事や学校に行ったり家のことをして、そして寝る生活をしている。

 次から次へと悲しい現実をテレビやネットから知るが、実はそれは数ある中のごく一部に過ぎず、まだまだいっぱいこの世の中には様々な問題がある。すっかりテレビでは話題にならなかったがミャンマー問題はまだまだ続いているし、中国での人権問題は全然改善されていないし、いじめや交通事故はなくなっていない。その全てを伝えると放送時間がなくなってしまうから、伝え切れないのはわかる。あと、勿論人によって問題の大きさは違う。国と国との争いは共通の問題であるから大いに時間をかける必要がある。だけど当事者にとっては大きな問題だけど、そうではない人にとっては、大きな問題に感じない事はなかなか伝えられないし、だから知られていない。

 僕が今ずっと取り組んでいる、病院で絵や写真を展示して、癒しの空間を作る「ホスピタルアート活動」もそう。ホスピタルアート活動について詳しくはこちらから


 一部の病院では実施されているけど、実はまだほとんどの病院では、ホスピタルアートがそこまで実施されていないのが現実。これはなかなか知られていない事。実際に入院したりして病院のお世話になるとわかるけど、テレビなどでは治療にはクローズアップされるものの、病院の壁に対してはなかなか注目される事は無い。僕は先天性の病気を持って生まれ、0歳で手術を受け、12歳になるまでずっと通院していました。

その時飾られていたアンパンマンの絵に勇気をもらった経験があります。

 大人になった今、ホスピタルアートがあまり病院で普及していないことを知り、それならば自分が普及をしたいと思ってこの活動をしています。闘病してきた当事者として、絵や写真の癒しのパワーの凄さを実際に体験しています。

 職員さんは日々の業務で忙しいので、こうやって外部の人間が展示をさせていただければと思っています。「すごく嬉しい」「ほんと癒されている」「自然の写真が癒される」「自然と触れ合う機会がなかなかないのですごく嬉しいし、ずっと展示していて欲しい」「救われる」「寄り添えてもらえて嬉しい」これまで実施してきた病院の職員さんから、患者さんの喜びの声を多数聞かせていただいてきました。普及していないならば、普及したらいい。展示がなかったら、展示をしたら良いと考えています。関係者の方や、職員さん達のご好意のおかげと、この夢を一緒に取り組んでいる仲間たちのおかげで、どんどん実現していることに、感謝しています。

 この社会には様々な問題がある。その全てを解決するのは自分たちでは難しいかもしれないけど、全くできないわけではないと思う。僕らにできる事はまだまだある。

 僕らは無力じゃない。
 今からでもできる事はたくさんある。
 救える人はいる。
 僕らにできる事はまだまだある

 そう思います。

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