秋に思う事
秋に思う事
中学三年の一学期のスタート時に転校したけど、転校先で友達一人も出来なかった。卒業アルバムなんて引っ越すタイミングで捨てた。孤独だったけど、気にならなった。けど今仕事で大切な仲間やお客様に出会えて、一人より今の環境のほうが大好き!と思うようになった。人生色々。
転校してよかったと思う。
友達はいなかったけど、そのおかげで勉強をするようになった。その嫌な環境から抜け出す為に、より広い世界に行きたくて勉強をした。転校しなかったら10代で死んでいたと思う。当時は変とは思わなかったけど、それまでいた地域は変わっていた。
異質だった。命が軽かった。
10代のうちに、それまでいた中学の同級生が3人亡くなっている。
一人は幼なじみ。
先輩も亡くなっている。
ヤンキーではなかったけど、おかしかったんだとそこを離れてから気づいた。その中から抜けなかったら、大人になれていたかはわからない。みんな無敵だと思っていた。幼なじみが死んでから気づいた。
高校一年の、11月。
その日が来るまで、死ぬなんて僕らには関係のないものだと思っていた。当たり前だけど、そんな事はなかった。無敵なんかではなかった。心に深い闇が出来て、晴れるまでかなりの時間が必要だった。あれから20年。すっかり僕らだけ大人になった。あの世とか天国とかもしあったとしたら、そこで会えたら、話したい事が沢山あるし、まだまだ作るつもりだ。まだ死ねない。
まだまだ生きたい。
まだまだ楽しい事沢山したいなー。
なんて、秋になると毎年考える。
そんな10代で経験した一部から着想を経て小説にしています。
ヒハマタノボリクヒカエス
そして、そういえば今日も有料note をご購入いただきました。すごく嬉しいです。
ありがとうございます。note では別の小説や、たまに有料にした記事もあります。
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