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賑やかだったゴールデンウィーク

我が家は昨年10月から、自宅の空き部屋の利用を考えてゲストハウスを始めた。瀬戸内海の見える大きな家。お風呂やトイレは共有するスタイルの料金安めの宿泊所。
そんなゲストハウス、3月は1人もお客さんが来なかったのに4月になると、台湾人の女性の連泊から始まってゴールデンウィークはずっと満室だった。彼女はメールのやり取りさえも知的な感じだった。「私は日本語が出来ます。」「日本にはいつから?」「私は1年間日本にいます。ワーキングホリデーのビザで来ています。今回は中国地方と九州をまわります。」その台湾人の女性は日本の昔の街並みが好きだという。ちょうど近くで次の日春祭りの獅子舞があったので一緒に見に行った。なかなか旅慣れていて、時に働きながら倹約家っぽい様子のしっかりとした女性だった。別れの日の朝、興味が湧いたので聞いてみた。「ご両親はどんなお仕事をされているのですか?」「両親は2人共教師でした。今はもう仕事はしていませんが」なるほど。

しばらくすると京都からご夫婦が宿泊。長年人事の仕事の旦那様は、心を病んで仕事を辞めて来たと言われた。それでもまた人事の仕事を別の会社で予定しているとのこと。その仕事の辛さについて語ってくれた。「仕事が出来ない人にくびとも言えないし、遠回しに言うんですよ。そんな方に限って事情がおありです。辛いですよ仕事を辞める方向に話を進めて行くというのは」
その方はこれから日本語教師の勉強をする予定だそうだ。そして近々アジアの平均年齢が30歳の国を訪問するとのこと。軽快に楽しく次々と話す様子から、また気になって質問をした。「もともとご両親はどんなお仕事をされていた方ですか?」「両親は市場で魚屋をやっていました。自分は子供の頃から小遣いを貰って手伝っていました。」なるほど。

次の日、明治大学の先生とその奥様は島の漁師祭りの手伝いに来られ、島はもう何回も来ている様子だった。朝ごはんと寝るだけにゲストハウスを利用された。

それから東京から、6歳のお子様連れのご夫婦。重ねて広島から誕生日記念のカップル旅行。5/5の朝食には屋上にテーブルをセッティングし子供の日と誕生日のスペシャルメニューを作ってみんなで祝った。


私達夫婦は、皆の朝ごはんや夜ご飯の準備と日々の洗濯が日課だったけれど、交流も楽しくていい時間が過ごせたと思う。


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