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#7 味方の感性に頼りすぎてやっちまった話

これは、マーケティング施策の一環としてあるウェブサイトの構築をした時のおはなし。

ウェブマーケティングの一環などでウェブサイトの制作を請け負う場合、私は所謂ウェブディレクターという立場でクライアント側の要求をヒアリングし、その要求を構成案にまとめてからデザイナーさんにデザインを依頼します。

その案件では、はじめて一緒に仕事をするデザイナーにお願いすることになりました。

デザイナーさんにもクライアントとの構成案確認のMTGには同席してもらい、デザインの要望のヒアリング等も行ってもらったのですが、上がってきたデザイン案は…きれいにまとまっているものの、私とクライアントのイメージとは異なるものだったのです。

結局、その後数回の修正を行ってもらうハメになり、納品もリミットギリギリになってしまいました。

教訓

一緒に仕事をする機会の多いデザイナーさんであれば、お互いの意思疎通も深いので、ある程度出来上がりが予想できるのですが、この場合は担当デザイナーさんがどのような感性をもっているかも未知数で、デザイナーさん側も何を求められているのかわからなかったのに、その方の感性に頼ってしまったことが失敗の原因でした。

この件のようにマーケティングツールとして利用するウェブサイトの場合は目指す方向性が明確な場合が多いので、ブランディングや商品戦略など根底の情報をしっかり共有、というか落とし込んでデザインの方向性を言語化しないとダメだったのです。そりゃそうですよね、デザイナーさんに限らず多くの方はマーケティング戦略までは理解できていないですし、ましてや付き合いが浅いから私が考えていることもあまり理解いただけていなかったはず・・・。

マーケティング施策で、「早く」「よい結果」を得るためには、まずは作業に携わる味方全員で目的や戦略を共有し、その中で感性を発揮してもらう環境づくりが必要だったのでした。

この事案以来、私はデザインイメージなどもできるだけ言語化して伝える努力を続けています。(あのときのデザイナーさん、ありがとう!)

「私のマーケティング失敗談」目次はこちら


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