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【考えてみた】私たちの日常は全然ドラマチックじゃない

誰もか「何者」かになろうとしていたあの頃。
自分だけができる何かを探していたあの頃。
しかしそんな私たちも
何者かになりたくて、もがき続けているのかもしれません。今もなお。

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おはようございます!
月曜日、また新たな1週間の始まりです。
眠たい目をこすりながら一緒に頑張って行きましょう!

ところで部屋に彩りを持たせる為に
毎週スーパーでお花を買って帰るのですが、
今週のやつちょっと見てもらえますか?きれいでしょ。

インテリアで黄色いものってあんまないので、部屋の差し色になって空間がパッと明るくなるんですよね。良い。

◆インスタのキラキラした世界が眩しい

昨日の仕事終わりにバスに乗って帰宅していたのですが、前の席にいた20歳くらいの女性のスマホ画面がちらっと目に入りました。
はっきりとは見えませんが、画像の輪郭からして多分インスタのストーリーだと思います。

タッタッタとリズムを刻むように次々と画面が切り替わって行くのが見えました。
色鮮やかな光が夜道をゆくバスの窓に反射しています。


私は仕事柄日曜日は出勤していることが多いので、週末は友人たちのリアルが充実したインスタを見てちょっとだけ寂しくなったりしています。

BBQの写真なんか上がって来た日には
「BBQとか片付け面倒くさいし、虫いっぱい来るよな!」と、強がり120%のセリフでなんとか溜飲を下げたりもしています。
(本当はキャンプとかめっちゃ好き)

普段、私たち一般会社員は基本的に

起きる → 会社行く → 家帰る →寝る

のローテーションを繰り返し 

あれ?これ何かのカルマなのかな?
と錯覚するほど変わり映えのない毎日を送っていると思うので、インスタのキラキラした非日常感は余計に眩しく見えるのも無理はありません。

◆私たちが見ている景色が世の中の全てなのかな?

だけど、バスで前の席にいた女性もまたインスタを通して私とは違う世界を覗いてるんですよね。
これ私の語彙力が足りなくて何とも言い表せないんですけど、
今、この瞬間に同じバスに乗っているのにお互い違う時間軸が流れているの、不思議だなあ。
という感情です。(伝われ)

とまあそんな事をぼーっと考えていると
数年前に見た映画の事を思い出しました。

朝井リョウさん原作の「何者」という映画です。
昔から岡田将生くんが好きでして、完全にそれ目当てで観に行ったんですがこれがめちゃくちゃ良い映画だった!

あまりにクライマックスが衝撃的で、当時見終わった後の映画館のロビーに立ち尽くし喰い入るように各レビューサイトを読み込んでいたことを覚えています。

興奮冷めやらぬ私は次の日会った
後輩くんに「とにかく見て!!」と伝えたら、彼はその日の夜に見に行ってくれました。
なんて優男。

すると次の日、私のところに走って来てひとこと。

「宇ヨンさん、見ました!
でも、俺にはちょっと話が難しくて途中で寝ちゃったんですよね。」

と、驚きの感想が返って来ました。
有村架純ちゃんが可愛かったことしか記憶に残って無いらしい…。

でも、私はその瞬間に
あの話が理解できないって羨ましいなー」
って思っちゃったんですよね。

これは嫌味でも何でもなく、
あの映画の中に描かれているエゴや嫉妬、裏切りや自酔という感情を彼が抱くことなく人生を送って来た事に対する純粋な羨望なんです。

彼の中にはそんな時間軸が存在するのか。

同じ映画を見ているのに普段その人が見ている世界によって捉え方がこうも変わるのか。
そう思ったきっかけでもあります。

◆私たちの日常にドラマチックなことは起こらない…と思う。

自分の周りにいる5人が自分自身を創り上げているなんてよく言われますが、もしそれが本当なら私たちはたった5人の世界の小窓から外を見ていることになりますよね。

だから住み慣れた環境でドラマチックなことが起こることは少ないです。文字通りそれが日常だから。

ドラマチックを巻き起こすには
思い切って別の世界に飛び込んでみることが必要です。新しい環境で新しい価値観を身につけてとにかく行動してみる!
そうすることで、私たちはいつの間にかあの日憧れていた何者かになれるのかも。
そんな期待を抱いています。


今日はバスでの出来事をきっかけに
自分が見ている世界を改めて考え直してみた。というお話でした。

それではまた明日お会いしましょう!

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