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【書評】スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

こんにちは

経済的自由を目指すサラリーマンです

今回からは新シリーズとしまして、私がこれまで読んだ本の中で、経済的自由に向けて有益な情報と思った本を紹介していきます。勿論、出版社の営業妨害にならぬよう、ネタバレしないように注意していきます


一発目は”スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン”です

出版から既に10年が経ちベストセラーですが、本書の内容は今でも十分通用する手法ですし、既に多くの情報・製品発信者や企業でその手法が使われています

著者はCarmine Galloという方で、プレゼン、コミュニケーション技術を教えるコーチとのことです。それ故、スティーブ・ジョブズのプレゼンが如何に人の心を動かし、驚かせ、感動させるプレゼンであるかについて詳細に分析されています

なぜこの本を選んだか?ですが、それは副業などで自分から情報を発信する際、この本に書かれている手法がそのまま使えるからです。特にこのnoteのように文章で勝負する仕事ではこの本は非常に役立つ思っています。本を読まれた他の方々も同じ意見を持っています


私に響いた本書のポイントとしては、以下があります

・今でこそAPPLEは世界一位の時価総額の大企業ですが、本書で取り上げている逸話の多くはiphoneが大ヒットする前の90、00年代の逸話がメインです(2010年発行なので当たり前ですが)。しかし、当時のジョブズのプレゼン技法は現在のAPPLEの広告・宣伝でも使われており、昔からジョブズはプレゼンの本質を理解し表現していたということに驚かされました

キャッチフレーズの在るべき姿を全く変えてしまったこと。私もこのnoteなどで文書を書く機会が多いのですが、例えばタイトル決めは非常に難しいです。殆どの読者は視覚的な情報でそのコンテンツの良し悪しを一瞬で判断しています。それらは絵・写真だったり、文字であれば単語などであり、一瞬で判断できるものを判断材料に使用しています。この本を読むと読者になって欲しい人の心を動かすテクニックが手に入ります。

プレゼンの在り方を全く変えてしまったこと。iPodの発表辺りからジョブズは黒いタートルネックかTシャツ、それとジーパンで登壇するスタイルを固定し、壇上は大きなスクリーンだけ、ジョブズは何も持たない。まるで何も準備されていないかのような演出で登壇し、歩き回りながら今思いついたかのように話を始め、自らの言葉の反応を確認したり、時には質問を投げかけたりと自由にプレゼンします(体は常にオーディエンスを向いている)

今ではこのようなスタイルを真似る会社はIT系中心に多くなりましたが、当時は斬新なスタイルでした。当時プレゼンと言えば、スーツにネクタイ、手にはカンペ、壇上にはPCと水、プレゼンターはPCの前に立ったままスクリーンをPointerで指しながら一方的に説明を行う、これが普通のスタイルでした

なぜジョブズがこのようなスタイルを持ち込んだか?については本書を読んで頂きたいですが、当然これはその場での思い付きでは無く、周到に検証・準備された完成された演出です

プレゼンの構成を全く変えてしまったこと。日本では何かのストーリーを伝えようとする際、起承転結、序章・本省・結論、のような構成を使うことがあります。この手法はプレゼンの内容や行う場所では適切であります(例えば学術的な発表)、しかし、ビジネスの世界では形式に沿った表現や真実を伝えることが重要ではなく、ある事が非常に重要になります。そのある事は本書を読めばわかりますが、ジョブズはそれをよく理解し、プレゼンの構成を長い時間を掛け、何度も検証し、多くの仕掛けを入れてプレゼンを行っています


上記が私が良いなと感じた主なポイントですが、それ以外にもカスタマーインサイト、マーケティングなど現在のビジネストレンドでもヒントになる手法がジョブズのプレゼンには含まれており、本を読んでいる間は何度も”なるほど”と唸ることがありました。

noteで文章を使って情報を発信する方にとっては読んで為にあることがたくさん入っていると思いますので、興味がありましたら是非読んでください

はい、今回はここまでです。ご覧頂きありがとうございました。



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