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【書評】株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書


こんにちは

経済的自由を目指すサラリーマンです

最近は書評記事が増えてまいりました(笑)


経済的自由を目指すと色々勉強をするので、自然と本の読む量も増えていきます。正直言うと社会人になるまでは専門書以外全く読まなかったです。今、非常に後悔しています

しかし、経済的自由に到達することを決心してからは本を読む量が増えて、文字のシャワーを浴びるのが快感になって来ました。人間変わるものですね

さて、今回の書評は”株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書”ですが、これはタイトル通りに会社のファンダメンタル(決算書、財務表)の分析手法を解説する本です

恐らく、会計や経理の仕事をされている方々にとっては基本的な内容かと思います

何となく積み立て投資やテクニカル分析から投資を始めた人で、長く投資に関わるような人は、やはりどこかのタイミングで基礎をしっかり学ばなければ投資判断を誤る可能性があります


ネットやNewsで話題に上がった銘柄を知り、チャートも右肩上がりだから今が買いだ!!のような投資判断をされている方も結構多いかと思います

しかし、何となく最近よく聞く会社の名前で自分も最近使い始めたサービスだから、という理由で昨年ZOOM株を買った方は結構いたかと思います

昨年2020年の夏頃までに買って保有を続けていれば、今でも含み益は出ていると思いますが、2020年後半で買った場合は価格のピーク近くで購入したことになり今では損失が出ているかもしれません(下落率は大きくないですが)

今となれば結果論で幾らでも話は作れますが、では昨年ZOOM株を購入する際に割高か割安かを見分けられたのでしょうか?

完璧にZoomの未来を予想できる人はいませんが、本書の基礎的な分析手法を用いれば、一応は割高か割安かは検証できます


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また、本書では四季報の使い方、P/L、B/S、PER、PBR、ROEなど定番の銘柄分析の基本についても丁寧に解説されており、まったくの初心者からしっかりと基礎を身に着けたい株投資の中級者までが読む分には損はないと思います

また、本書では実際の銘柄の決算書や財務表、チャートを使って解説を行っているため、株式投資の実践に近い形で説明されていることも良い点だと思います

会社財務分析の基礎についての話となるため、株式投資をしなくても、会社のマネージメントや経営に関わる仕事をされる方が、自社や他社の経営状態を検証する際の分析手法としても使用できます

私自身は自分の会社の競合の会社について分析を掛けて、競合の弱点を見つけることが出来ました


私自身、10年以上投資を行っていますが、やはり基本を疎かにしてやっていた頃は企業分析は弱く、投資成績も悪かったです

株式市場は教科書通りに株価は変動しませんが、長期的にはファンダメンタルに応じた適正株価に収束近づく事が多いです。

私自身は、このファンダメンタル分析の他に、チャートのテクニカル分析手法についても学んでおりますが、投資で安定した勝敗や投資判断を行うにはどちらか片方だけの知識では足りず、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方は必ず身に着ける必要があると思います

もし、ファンダメンタル分析を知らない、自信が無い方が居ればこの本はお勧めします。私自身もファンダメンタルを学び直そうと色々な本を調査して、当時のAmazonで数あるファンダメンタル分析本の中で、一番評価が高かった本書を選びました。読んで見て、やはり基礎が一通り網羅されており、読んでよかったなと思っています

もし、ご興味ありましたら読んでみて下さい





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