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HR TECH 2021年 5つのトレンド

2020年はコロナ禍により人事・従業員にとっても困難な年となりました。
リモートワークの導入、Zoomなどを介してのパフォーマンスレビューの方法、Slackなどコニュニケーションツールの導入、従業員の健康状態のチェックなどこれまでとは違う形で行う事を余儀なくされました。
これらの問題に対してHR TECHを含むテクノロジーがいかに重要かを痛感した人も多いのではないでしょうか。

ここでは先の時代見据える為に2021年に注目すべき5つのHR TECH トレンドをまとめました。


1. 従業員の健康

これまでに比べて企業は従業員の状態チェックを頻繁に行うようになってきており、リモートでのコニュニケーションからもなるべく健康状態を把握するよう努力しています。

また、多くの従業員も自分の心身の健康の重要さに気がつき始めました。
これにより企業は従業員のウェルネスに対してより真剣で構造化されたアプローチを取り、福利厚生を通じて良い職場と組織文化を生み出すことに取り組む方向に向かっています。

主に焦点が当たっているのは下記の点です。

- オンラインの感情的・精神的なサポート
- 仕事と生活のバランス
- 同僚と有意義な関係を築く事

企業は福利厚生についてのポリシーを再構築して、従業員に快適な作業環境と変化するニーズを反映する必要があります。

2021年 EMPLOYEE WELLNESS INDUSTRY TRENDS REPORTによれば従業員の一番の心配事はメンタルヘルスとの事なので企業側としてもこれらをケアしていく事が重要になります。

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参考:https://f.hubspotusercontent30.net/hubfs/226537/Resources/2021%20Employee%20Wellness%20Industry%20Trends%20Report.pdf

2.リモート勤務

リモート勤務の導入は多くの企業のあり方を変えました。
以前はリモート勤務に消極的であった企業も部分的にでも導入した、という企業は多いと思います。

Twitter社では今後もずっとリモート勤務を許可する事を発表しています。
リモート勤務の導入には下記のようなHR TECHを必要としています。

- Zoomなどの通話アプリケーション
- 従業員セルフ ポータル サービス(ESS) 給与情報・会社情報・時間管理
- 勤怠管理サービス

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ADP社の従業員セルフ ポータル サービス


3.人材管理

リモート勤務の導入により、従業員が毎日同じオフィスにいる必要がないという事に気が付き、フリーランスやギグワーカーのメリットに目を向け始めました。
採用プロセスを改善する代わりに専門的なスキルを持つ人材をプロジェクト単位でアサインします。

このようなフリーランス人材を最大限活用して、コスト管理をする方法に注目が集まっています。
グローバル人事管理システム「WORKDAY」では要員計画ダッシュボードで下記の事が可視化されています。

- 要員コスト
- 派遣労働者の分析
- 多様性スコアカード

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グローバル人事管理システムWorkday

4.オンボーディング

2020年は多くの企業が採用を見送りましたが、来年に向けて少しづつまた採用活動を再開する事になります。
ただし面接はオンラインになる場合が多く、誰も会った事のない人材を新入社員として迎える必要があります。
業務を行う環境のセットアップやチームに溶け込むようにする事、同期の絆を深める支援をする事など新たな仕組みが必要になっています。
また、チームリーダーは定期的に新入社員の状態を確認する事も重要です。

オンボーディング サービスは様々なタイプの従業員に対応したオンボーディング テンプレートを提供します。
新入社員にアカウントを作成してもらってサービスを介して必要な書類や情報を共有する他、新入社員の満足度やフィードバックも管理できます。

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オンボーディングツール「Talmundo」

5.学習管理システム(LMS)

すでに述べた通りですがコロナ禍により、企業は生き残る為に様々な変化を強いられてきました。
このような変化の中で転職を考える従業員も少なくなくありません。
有能な社員を繋ぎとめておく為には明確なキャリアプランやスキルアップのプランが社内で示されている事が大切です。
そこで必要になるのが「学習管理システム(LMS)」です。
LMSは従業員のキャリアプランに沿って学習するべきコースをレコメンドしてくれます。
またリモートで授業を受けたり、学習過程や結果の管理・分析を行います。

リモートベースでのスキルアップにLMSを活用する流れは加速していくと考えられています。

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LMS「Backboard」

まとめ

いかがでしたでしょうか?人事はビジネスの成功の大きな推進力となります。その為、最新のHR TECHのトレンドを把握しておく事はアジャイルHR部門として変化に強い柔軟な組織を作るためにも非常に重要だと思います。


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