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事業計画③会計士の活用

法人

今日は企業を「法人」という言葉を使って書くことにする。法人とは法的に人格を与えられ権利や義務を人間同様に認められた団体を言う。よって人間と同様に対比していくとわかりやすいかと思ったからである。労務が労働者の環境を作る法人の人格形成だとすれば経理は臓器や血液と言った法人の人体とも言える。コロナショックにより自分も含め休業、自粛等により売り上げが大幅に減ってしまった。法人は絶食状態で血液も生むことができないで各所で不全が起きている。そのような中、各法人は輸血を求め金融機関に走り、緊急の助成金、補助金の申請に多大な期待をしている。

しかし、多くの方が書類の煩雑さ、煩雑というよりも僕は不備だと思っている。人格も人体もしっかりとそれを認識、証明できるものがない人(法人)は救いの優先度も落ちるという感じすらある。そりゃ、このような事態だから求めれば支給され融資されるようであればみんな不正に手を染めて申請に殺到するであろう。国の財政は少なくとも無限ではないのである。

優等生

僕は会社はできるだけやりたいことを自由にやってみたいと考えている。それは時には改革的で面白いと言われることもあれば、常識外れと捉えられたり、時期尚早と言われたり意見はさまざまである。しかし、それは表に出ている行動が派手に見えるだけで本当の僕はめちゃくちゃ不安症である。いつも何かにおびえている。だから、法人も実は優等生でありたいと思っている。成績はめちゃくちゃ悪いのだけど。(業績のこと)自由なことをしたいかわりに色々な方のサポートや支援を受けたいから法人の内的なものはとことん手堅くまじめに変えていっているのである。まじめというよりも誰が見てもわかりやすい法人。透明性の高い数字を見せたい。だから周りもアドバイスしやすいし何なら助けてあげようと思ってくれる。これが前回からも話しているバックオフィス改革なのである。

丸投げ

会計士と周りの中小企業の社長さんからよく聞く言葉がある。「経理は会計士さんに丸投げなんだ。」「数字は俺の苦手なところなんだよね。」僕も30代中盤くらいまではこのように本当に思っていた。損益計算書がなんとか黒字になるようにして何となく通帳に残高あるようにしていけばいいやくらいに思っていた。あとは会計士に全て任せればいいやと思っていたのである。出てきた試算表にサッと目を通して、まあ、こんなもんか。という程度にしか思っていなかった。本当に恥ずかしいというかなんというか。

人体にも好調不調があるように法人に好調不調がある。人間ドックや健康診断があるように法人も自分自身が体調の変化に気づかなくてはならない。それを「丸投げ」「苦手」とはとても言っていられないのである。さらに法人は、国内国外の外部環境に多大な影響を受ける。僕は2004年の26歳から商売をしているので2008年リーマンショック、2011年東日本大震災、2014年消費税増税、2018年?健康増進法(分煙)、2019年台風と消費税増税、2020年コロナとほぼ3年前後で業績に影響を及ぼす外的要因も発生するのである。

ソーシャルネットワーク

では自らの状況を知るため、そして自分以外の周りの支援も得やすくするためにすることは代表自らが状況を把握して語れること。これに代わるものはまずないのではないかと思う。自分の商品はね。みんなめちゃくちゃ良くしゃべれるしSNSにはバンバン投稿する。ファンの皆様は反応しまくり、中にはさらに新たなファンを連れてくる方もいる。ある意味半分自社の社員なんじゃないかというくらいにまで成長してしまっている。

全く同じであると思う。全く同じことを後ろ向きにも行うのだ。社労士、会計士、金融機関、自治体。ここまで捉えて一つのソーシャルバックオフィスと考える。そして彼らに対してバンバン自分の会社の夢、課題、問題点を発信するのだ。日ごろから発信して社長の求めること状況をわかるようにしておく。SNSの代わりになるものがクラウド会計ソフトであったり、マネーフォワード給料などなのだ。彼らは数値を僕らと同じようにリアルタイムで見ることができる。あとは社長自身の想いが伝わりさえすれば僕ら中小企業で経理を雇うことができない会社でも誰にも負けない総務部を作れてしまうのである。

今日も書ききれず次回予告

会計については僕もまだまだ分からないところがたくさんある。人に説明しきれないこともたくさんある。しかし、総勘定元帳(過去から現在)と資金予測(現在~未来)をすることで法人のある程度の数値が理解できてくるのではないかと思う。

この辺は次回にお話しします。さあ、最後の写真。これ、気になりますか?僕は心配性なんで365日毎日現金残高がいくらになるという表を日繰りで予測して定期的に実績更新して未来への予測値を更新していっています。つまりこのままいくと何月何日に現金が足りなくなるなどを予測しているのです。リアルすぎる表なので少し伏せていますし多少編集しています。あまり拡大しないでね。

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