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事業計画書を見直す。

こんばんわ。ここで予防線を張るわけではありませんが僕は経営コンサルタントでもありません。ビジネスで大成功を収めているわけでもありません。しかし、毎日がよりよくなるように日々トライしていることには変わりはないです。もちろんトライのためには準備は欠かせません。突然一人で何かを始めても当然ドン引きされるだけですよね?そう。周囲の協力なしには物事は進められないのです。だから、僕は何かを始める前、かなり前から計画を語りだします。そして周りの反応を見始めます。その台本となるものが昨日言っていた経営力向上に関する指針なのです。これは中小企業経営者だけではありません。様々な企業で働く皆様にも大いに参考になりはずです。そしてできればちょっと授業なくて退屈だなあと思っている高校生の皆さんにも。

飲食店が一斉に始めた付加価値事業

今日は少し飲食店を例にとってお話ししてみます。皆さん昨晩ダウンロードしてくださった指針をご覧になってください。今日からご覧になる方はこちら。

第1章3.2に『飲食店は競争激化している中で価格競争だけではない新たな付加価値向上に取り組み、適正な対価を確保する・・・。』と書かれております。緊急事態宣言によって来客がないなか大多数の店が始めたことがお弁当事業がこちらに該当すると思われます。この事業一つ見るだけでは現状は採算ベースには到底乗れるものではないかもしれません。当面の有休資源を活用する意味では少なからず有効なのかもしれません。ただ、お弁当事業、宅配事業を始めたことで多くの気づきを得たはずです。

続いて3.3『適正な衛生・品質管理 食中毒や異物混入の発生を防止・・・。またHACCPの導入促進。』とあります。これもお弁当、宅配事業に当てはめていくと様々な課題がありました。実際課題のある事業者も多くあったようでSNSでは急増する弁当、宅配事業者に衛生管理の面で警鐘を鳴らすような記事もたくさん見受けられました。

経営力向上に関する取り組み内容

4ページ目に移ってみてください。これらの取り組みをさらに弁当、宅配事業に当てはめていくと・・・。めちゃくちゃヒットしませんか????①ターゲット層の明確化②コンセプトの明確化 弁当も各店の特徴がくっきり出てます。③商圏分析 宅配エリアや告知するお客様をしっかり絞っていますよね⑥も⑦も⑨も(列記が面倒なので各自当てはめてみて)そして⑩ホームページやSNSで予約や特典など活用してますよね!

これ、㊱までありますね。あとは各自当てはめてみてください。そうなんです。危機に迫られて始めた弁当、宅配事業がなんと十分に国が考える指針にめちゃくちゃ合致していたんです。

コロナ騒動の前に時間をさかのぼってみましょう。

もし、これがコロナの前にこの経営力向上に関する指針を知っていたとします。経営者は(僕も)常に課題に悩んでいます。差別化のために弁当、宅配事業を考えていたとします。そうなんです。この経営力向上に関する指針を台本にして自分たちで脚色していけばいいのです。そこで、問います。

あなたの(会社の)理想、あるべき姿とはなんですか?

本来はね、ここから文章を展開していくべきなんですが今は緊急事態中。しかし、何もできないわけではないのです。もう一度創業時の会社員であれば入社時のあの時の熱い想いを思い返してみてください。会社の理念、必ずあったでしょ?古臭い言葉だな。とかなんか今そういう事態じゃないよなとか絶対に思わないでください。あの時聞いた、もしくは生み出された言葉は純粋な本心なんです。だから間違いないんです。それを現代風に解釈してこの指針の必要なところに自分たちの言葉を書き加えていけばよいのです。さあ、僕が決してイノベーターでもアイディアマンでもなんでもないことが良く分かったでしょう。むしろ忠犬ハチ公に近いくらい、忠実に動いているといったところでしょうか。

事態は会議室で起きていない。現場で起きている。

今はこのような緊急事態。待ったなしの事態です。事態を動かすのはリーダーのそしてあなたの意志によるものが大きいのです。そしてその意思を現状認識から動向把握、課題設定から計画までわかりやすく導いてくれるものが台本、そう「経営力向上に関する指針」なのです。いま、日本が企業がそして若い皆さんが抱える課題これを待ったなしで解決すること、これが事業として成立するのです。課題だらけの世の中、不満をたらし文句を言いあうのであれば一念発起して動くのみなのです。

次回は「経営力向上と金融機関について」何となく見えているかもしれませんが。。。投稿は2日、いや!3日以内に!


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