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企業内研修のつくりかたやり方考え方③

なぜ研修効果が出ないのか

研修を管理職からやるべき理由は他にもあります。それは研修効果をつぶさないようにするためです。「研修をやったのに効果がない」というような声を聴くことがありますがその大きな原因の一つは「上司が潰している」場合です。研修を受けた人は多くが「よしやってみよう」とか「早速これまでのことを変えてみよう」と思っていますし、結構多くの人が実際に行動に移します。ところがそれを見た上司が「そんなことはどうでもいいからこれをやれ」「あれをやれ」だのと言ってしまう。上司の側は悪意があるわけではもちろんありません。部下がどんな研修を受けているか知らないんです。部下が研修を受けていることすら知らないケースがあります。良い悪いは別にして皆さんサラリーマンですから、上司に評価されないようなことはしないわけです。そうすると研修効果は全くと言ってよいほど出てきません。「ああ、うちの上司はこの研修の内容に関しては全く興味がないんだな」と認識して行動を変えることを放棄してしまうんです。研修効果をなくす最も簡単で威力を発揮するのがこれです。だからまず上司管理職の側に研修を実施していること自体を認識してもらう必要があります。

写真は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。素敵な写真です。ありがとうございます。


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