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ただ通り過ぎるのはもったいない石川バイパス ー沖縄の「へそ」うるま市石川のローカル生活(29)

那覇方面からうるま市石川に向かう場合、高速で沖縄北インターを出て左折(北上)するのが最短です。道なりに走っていると後原(しりばると読みます)の交差点でY字路になり左右に道が分かれます。

右に進むと石川の中心市街地から金武町に抜ける通りで、元々の国道329号でした。左に進むと、新しく作られた石川バイパスで、直進すると伊波交差点(左折すれば恩納村)、赤崎交差点(先程の国道329号と合流)を経て、こちらも金武町に繋がっています。今はこの石川バイパスが国道329号となり、元々の国道は今は県道255号、地元では「旧道」と呼ばれています。

石川バイパスは伊波の交差点あたりを頂点として、小高い丘の上を走る緩やかなカーブになっています。信号も少ないことから、思わずスピード飛ばしてしまう車も少なくないようで、交通安全週間にはネズミ取りのパトカーをよく見かけます

うるま市誕生前は、沖縄市と石川市の市境、いわば郊外に位置しており、わずかな集落以外は何もないエリアだったようですが、僕は石川バイパス沿いに店舗が少しずつ出店しているのをリアルタイムで見守っていました。今日は「今、石川バイパスが熱い!」と銘打ちたかったものの、現状が分からないので「あの頃、石川バイパスが熱かった!」という紹介記事です。

(1)伊波公園

子供の多い沖縄は、そんじょそこらの公園のレベルが高いです。ながーい滑り台やアトラクション遊具などお金のかからない設備が充実しています。石川バイパス沿いの伊波公園も、お子さんがいらっしゃって、近隣を通る機会があるならわざわざ立ち寄って遊ぶ価値あり、かも! 以下の記事で詳しく紹介されてましたので、詳しい説明はリンク先に譲ります(てへ)。


(2)パティスリーイグレックカズキ(I GREC KAZUKI)

沖縄生活の最後の方(2019年)に、突如石川バイパスに現れた洋菓子店です。お洒落でクオリティの高いお菓子を取り扱っていて、店内を見るだけでも楽しいです。ぶっちゃけ、なぜ石川バイパスに出店したの?と聞きたくなってしまうくらい。(以下は公式Instagramから。目から幸せになりますね……)

手土産に重宝しました。石川の市街地にはパティスリーSHOという洋菓子店もあり、そちらも大好きでよく使わせていただいていましたが、僕が暮らしている時期とかぶっていたらこちらにも足繁く通ったことでしょう。末長く続いてほしいです。


(3)たいしょうドライブイン

骨汁の記事でも紹介させていただいた、近隣の長距離ドライバー御用達店です(バイパス沿いに大型トラックを駐車させて、よくドライバーが食事に入っています)。北上するとローソンのちょっと奥、この看板が目印。

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骨汁は紹介済ですが、他にもヤギ汁、Tボーンステーキ(米アンガス牛を使用)、ソーキそば、ガーリックチキン定食(強烈なニンニクなので勤務中の人は注意)、Cランチなどパンチの効いた各種メニューが揃います。店長が研究熱心なのか商売熱心なのか、店内ルールやメニューも頻繁に変わるので今はまた違っているかもですが……。

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下の写真は手作りタルタルチキン南蛮定食(700円)です。サクッとした揚げ具合と、カロリーとか知らん!的タルタルの濃厚さがやみつきで、骨汁以外でたまに注文していたメニューでした。なお、当時はライス・スープ・サラダは食べ放題。(もともと食べ放題は、ステーキを頼んだお客さんだけだったのがその後全メニューに開放。今は不明です)

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(4)【閉店のようです】ホワイトリーフ&ハリーズカフェ

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紹介しようと振り返ると、閉店している店があって、悲しいですね。

石川バイパス沿いに突如現れた、オシャレ中華(ハリーズカフェ)と高級民泊(ホワイトリーフ)がセットになった施設でした。中華店は1,500円前後となかなかお高めでしたが、麻婆豆腐が美味しく、小鉢が多いのも嬉しいポイントで、たまの贅沢に通っていました。他のお客さんも石川マダムが多かったような印象でした。

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ホワイトリーフの方は、知人が石川に泊まりに来るときに紹介したところ、ココガーデンリゾート沖縄より強気の値段設定で驚きました。インバウンド続々で、民泊が強かった時代ならではの時代の徒花感……。

(5)CHAEN

最後に紹介するCHAENは、石川バイパス沿いにあるわけではないのですが、石川バイパスから山城集落をダムの方向へ奥へ奥へ(え、こんな山の中まで行くの?とビビります)進むとたどり着く、紅茶の茶畑と紅茶専門店です。

沖縄は意外にも、紅茶の栽培に適した気候とのことで、この店では県産紅茶の販売に力を入れています。超ローカルな田舎道を抜けると、時間の流れが違う別世界が待っています。この辺りに用事のある方、紅茶好きの方には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


以上、僕が知っている石川バイパス沿いの注目スポットご紹介でした。観光地化が良くも悪くも遅れていた石川界隈、恩納村にも近いバイパス沿いは、今も進化し続けているのでしょうか? ご存知の方いらっしゃれば教えていただければ嬉しいです。

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