1歳8ヶ月の次男の「わたしメッセージ」と「あなたメッセージ」の反応の違い

我が家の弟くんは1歳8ヶ月である。
親業をはじめてから、兄くんにはもちろん弟くんにも「わたしメッセージ」を送るようにしているのだが、その反応にとても驚かされている。ひとつのエピソードを紹介したいと思う。
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弟くんはとても足癖が悪い。
寝る前に兄くんわたし弟くんで川の字になって仰向けになり絵本を読むのだが、足癖がわるすぎてわたしの腕や顔に足を乗っけてくる。
そのような時どう対応するだろうか…？

「やめてね」と言って足を元の場所に戻す。
このような対応をしていた時、イヤイヤ期に片足を突っ込んでいる弟くんは、余計に足をバタバタさせたり、怒り返してきた。

そこで、ダメ元で（1歳児にわたしメッセージは意味がわからなくて効果がないと思い込んでいたのである）
「弟くんがママの身体に足を乗っけると、絵本が読めなくなって困るの」
と言ってみた。
すると「どうぞ〜」と言って足を退けたのである。
これには本当に驚いた。
もちろん、効果は長く続かない。次の日にはまた足を乗っけてくる。でもそれは当たり前で、すぐ忘れてしまうからである。
それでも弟くんとわたしの気持ちは穏やかだし、イライラすることがなくなった。
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言葉が通じているのかどうかは正直わからない。
でも「わたしメッセージ」で弟くんに伝えると、反発が起こりにくいのは感じている。
もしかしたら、わたし自身の気持ちが「あなたメッセージ」だと「叱る」に寄っていて、「わたしメッセージ」だと「困ってるから助けてほしい」に寄っているのが伝わっているのかもしれない。

いずれにせよ、弟くんが困った行動をしているとき「わたしメッセージ」で伝えると、弟くんは80%くらいの割合で行動を変えてくれる。
だから会話の最後は「（行動を変えてくれて）ありがとう」で終わる。
このやりとりが気持ちよくて、なんだか幸せな感情になるのである。

次の記事では「ご飯の前に柿を食べたい兄くんとご飯の後に柿を食べさせたい母」の話を紹介したい。