tanako

3歳と1歳の男の子の母。親業を通して、感じたことや体験談を書いています。

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「育児」は「育自」という言葉

突然だが、親業をはじめてようやく理解できた親業本書にも載っているニーバーの祈りの言葉を紹介する。 私たちに変えられないものを受け入れる心の平穏を与えて下さい。変えることのできるものを変える勇気を与えて下さい。そして、変えることのできるものとできないものを見分ける賢さを与えて下さい。 なぜこの言葉を紹介したかというと「育児」は「育自」という言葉を、わたしは親業をはじめるまで勘違いしていたからである。 わたしは「他の人の言うことをよく聞き、素直で、礼儀正しいこどもに育てるこ

    • 親が怒る時って、たいていこどもは理不尽な目にあってると思った話

      突然だが、私は生理前かなりイライラしてしまう。 なんとかしようとミレーナとプレフェミンでコントロールできるようになり、今では本当にPMSが軽くなったのだが、このことで少し気づいたことがある。 「親がこどもに怒る時、大抵は親に何かしら問題がある時で、怒られてるこどものほうは全くもって理不尽な目に遭わされてる」 ということだ。 私の場合それが特に生理前だったのだが イライラしている最中は些細なことであっても怒りたくなる。 たとえば 「時間のない中つくった夕飯を、こどもがあまり

      • 1歳8ヶ月の次男の「わたしメッセージ」と「あなたメッセージ」の反応の違い

        我が家の弟くんは1歳8ヶ月である。 親業をはじめてから、兄くんにはもちろん弟くんにも「わたしメッセージ」を送るようにしているのだが、その反応にとても驚かされている。ひとつのエピソードを紹介したいと思う。 _____________________ 弟くんはとても足癖が悪い。 寝る前に兄くんわたし弟くんで川の字になって仰向けになり絵本を読むのだが、足癖がわるすぎてわたしの腕や顔に足を乗っけてくる。 そのような時どう対応するだろうか…? 「やめてね」と言って足を元の場所に戻す。

        • こどもの問題と親の問題を切り分けて考えられるようになったら、育児が楽になった話

          親業訓練ではまず「問題の所有がどちらにあるか」を考えることからはじまる。 わたしは親業をはじめる前、この「問題の切り分け」がまったく頭になかったように思う。 今では「問題」がこどもにあるのか親にあるのかをきちんと考えることができるようになり、育児をする上で本当に心が楽になった。 親業をはじめる前の兄くんとわたしの会話を例に挙げてみる (15時におやつを食べ、少し遊んだのちに兄くんが「ママなにか食べたい」と言う。わたしは夜ご飯が17時なので、ご飯に響かないように今は我慢し

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        「育児」は「育自」という言葉

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          絵本を読んでこどもの癇癪について考えた

          今日は久々に私的に大ヒットした絵本を通してこどもの癇癪について考えてみた。 「ぼくはおこった」作:ハーウィン・オラム,絵・訳:きたむらさとし この絵本は主人公アーサーが怒って怒って怒りまくって宇宙まで破壊しつくしたあと、ひとりで考えて考えたあげく「ぼく、どうしてこんなにおこったんだろう」と思うお話し。 この絵本を読んだ後の兄くん(3歳2ヶ月)の感想 「ぼくもなんでおこってたかいっつもわすれちゃうよ〜」 この感想に改めて考えることがあった。 こどもがが癇癪をおこして大泣

          絵本を読んでこどもの癇癪について考えた

          こどもの話を聞くことの難しさ

          親業をはじめて「こどもの話を聞く」ことが好きになった。 しかし同時にこどもの話を聞くことの難しさを実感している。 親になるとどうしてもこどもに期待をする。そして自分とこどもは別の存在だということを忘れてしまいがちになる。 こどもの話を聞いているつもりで、ついつい親が望む方向にもっていこうとしてしまう。 最近あった印象的なエピソードを書いてみたい。 ________________________________________ 兄くんが体操教室の体験をしたいといったので申

          こどもの話を聞くことの難しさ

          兄くんのお小遣い事情③

          今回は兄くんがお小遣い制になって変化したことを書いていきたい。 ①外出先でお菓子を買うことに執着しなくなった 親がおやつを買う買わないを決めていたときは、必ずスーパーやコンビニでおやつを買って欲しいとねだっていた。しかし、自分のお金で好きな時に買えるようになってからはそれがなくなった。 こども自身に決定権を持たせることが大切なのだなぁと実感した。 ②高い安いの感覚が身についた スーパーとコンビニで買うのどちらが高いか安いかや、バラ売りとまとめ買いのお得感などがわかるように

          兄くんのお小遣い事情③

          3歳のお小遣い事情②

          今回は我が家のお小遣いの具体的な制度について書いていきたい。 ①兄くんは家族の一員として彼の責任を果たすことにより毎週日曜に200円お小遣いをもらうことができる 兄くんにとっての3歳の時点での責任は、自分のことは自分でやることである。 そこでしばらくの間兄くんのお仕事は靴を揃えることとお片付けをすることに決まった。 お手伝い1回につきいくらという制度をとらなかったのは、今後兄くんの家での仕事ぶりを評価してボーナス制度を取り入れたりしたら楽しいなぁと思ったからである。 ②ル

          3歳のお小遣い事情②

          3歳のお小遣い事情

          兄くんは今年の4月からお小遣い制になった。 これはこどもにお金の大切さを学んで欲しいとかそういうことがきっかけで始まったわけではない。 今回は兄くんがお小遣い制に至るまでの話を書いていこうと思う。 そもそも兄くんは買い物が好きであった。 2歳の頃からお金で物を買うと言うこと自体は理解していたように思う。 そのうちに、おやつを外で買うことの楽しみを覚えたらしい。 自分で選んだおやつをレジに持っていって、くださいと言って買う。この一連の流れが楽しくて仕方ない。 毎日外でおやつを

          3歳のお小遣い事情

          1歳3ヶ月の弟くんの親業での変化

          もともと2歳半の頃の兄くんとの関係を見直したくてはじめた親業。 0歳〜1歳になったばかりの小さい子には親業は関係ないと思っていたが、どうやらそうではなさそうである。 ①わたし自身の0歳児に対するマインドが変わった 例えば弟くんがクレヨンで床に絵を描いていたとする。今までなら「ダメだよ」と言ってクレヨンを取り上げ、机と椅子のあるところに連れて行き、そこでお絵描きをさせていた。その過程で、クレヨンを取り上げられたり、移動させられたことによりこどもは泣いたりしただろう。 しかし今

          1歳3ヶ月の弟くんの親業での変化

          年子育児の現実③

          年子ワンオペ育児の中で、自分の時間を作るためにわたしがしていることを紹介したい。 ①家事育児の優先順位をはっきりさせる。 こどもが生まれてから、家事の優先度をとことん下げている。 タイムスケジュールでもわかるように、朝のうちに昼ごはんと夜ごはんをつくっているし、むしろ40分ほどで作れる簡単なものに頼っている。 しかもご飯は1週間の献立をルーティン化するくらい効率化している。 ②こどもが自分でできることはなるべく手伝わなくてもできるように環境を整える 3歳の長男はもちろん、

          年子育児の現実③

          年子育児の現実②

          今回は年子育児をしている我が家のタイムスケジュールを紹介する。 5:30 弟くん起床 布団の中でゴロゴロする 6:00 パパ、ママ、弟くんリビングへ 6:30 弟くん朝食 7:00 兄くん起床 朝食 7:30 兄くん弟くん着替え パパ洗濯物畳む 8:00 昼ご飯、夜ご飯作り パパ朝シャワー 9:00 パパ出勤 弟くん朝寝 10:00 弟くん起床 読書時間 10:30 知育遊び 11:30 昼ごはん 12:30 兄くん勉強 トーマスを見る 14:00 公園へ行く 17:00

          年子育児の現実②

          年子育児の現実①

          兄くんと弟くんは1歳9ヶ月差で2学年差の年子である。 今回は年子育児の良い点について書いていきたい。 ①上の子が2歳になる前に下の子が生まれるので、赤ちゃん返りがほとんどなかった 2歳になる前だとまだ社会性が発達していないので、赤ちゃん返りが少ないように思う。 実際兄くんは赤ちゃん返りが全くなかったし、弟が生まれたことによる目に見える変化はなかった。普通に受け入れているようにみえた。 ②下の子が1歳を過ぎたあたりから一緒にできる遊びの幅が広がる 下の子が歩き始めると急に

          年子育児の現実①

          YouTube見過ぎ問題を兄くんが解決した話

          毎週水曜日、弟くんの習い事の関係で兄くんは幼稚園の後おばあちゃんの家に行くことになっている。 おばあちゃんの家では兄くんは自分でノートパソコンを使ってYouTubeを見るのだが、いつも1時間以上見ているらしい。 そのことに対してわたしはあまりよくない気持ちを持ちつつも、わたしが不在の中、兄くんを見てるのはおばあちゃんだし…となぁなぁにしていた。 しかし今日兄くんと新たな展開があったので、紹介したいと思う。____________________________________

          YouTube見過ぎ問題を兄くんが解決した話

          ご褒美について考えること②(わたしが経験したご褒美の弊害)

          ご褒美をやめたら、自分で考えて行動する力が育つようになったという話を前回の記事でした。 では、わたしが経験したご褒美の弊害を書いていきたいと思う。 効き目の強いモノを求めるようになる 兄くんの場合は、ラムネ→クッキー→グミ→チョコというように、どんどんエスカレートしていった。そしてチョコを求めるようになると、ラムネでは兄くんの行動を動かせなくなる。 ご褒美をくれる人のご機嫌取りをするようになる こどもは小さい頃からこういうのに敏感で、お菓子をくれる人とくれない人の区別が

          ご褒美について考えること②(わたしが経験したご褒美の弊害)

          ご褒美について考えること①

          こどもに対するご褒美について、悩んでいる親は少なくないと思う。 わたしもずっと悩んでいる。 今現在思うご褒美について書いていきたいと思う。 親業をはじめて1番変化があったのは、こどもをモノで釣らなくなったことだ。 こどもが言うことを聞かない時 たとえば外で歩こうとしないとき 「歩いたら飴ちゃんあげるよ」 公園から帰ろうとしないとき 「帰れば、ラムネをあげるよ」 習い事に行きたがらない時 「習い事にいけば、チョコをあげるよ」 などなど、様々な場面でお菓子を駆使して兄くんの行

          ご褒美について考えること①