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やっぱり私はリップを付けたい。 #コスメ日記

外に出るときにはマスクをすることがすっかり習慣になってしまった。マスクなしで人と対面するとむしろそわそわしてしまうくらいだ。こんな生活が始まって、もう3ヶ月以上経つ。

マスクをするようになって一番変わったのはメイクの方法だ。ファンデーションは最低限か塗らないでコンシーラーのみ。チークほんのりうっすら血色感を足す程度に。マスクに色が付くのは嫌なのでフェイスパウダーは多めに、ツヤよりはセミマットに仕上げる。きちんとメイクしたいときは目元に時間をかけて、明るめの色を選ぶ。

さて、問題は唇だ。

私はメイクアイテムの中でもリップが一番好きだ。シーズンの中で購入する点数としては最も多い。思えば社会人になって初めて買ったコスメもシャネルのリップだった。色味のトレンドが分かりやすいし、何より目に付く部分だからお気に入りのリップを付けることは気分転換になる。

ただ、マスク生活にとって色の濃いリップは敵だ。よく動く部分だけに、短時間であってもどうしても色がマスクに付いてしまう。だいぶ手に入りやすくはなったが、それでも今後また同じようなことが起きるかもしれないと思うと、頻繁に取り替えるのもためらわれる(布マスクは気乗りがしなくて使っていない)。迷った挙句、結局いつもワセリンだけ載せる。

でもやっぱりつまらないのだ。私にとってリップはメイクの中心的なアイテムだから。

どんな顔にしようか決まっていないときは、ベースを仕上げたあとにリップの色を載せるようにしている。そうすると、アイメイクとのバランスが取りやすく「やりすぎ感」が出ない(河北裕介さんの教え)。けれどもそのリップの出番がなかなかない今、何だかメイクがつまらないものに思えて仕方なかった。

昨日、特に何の予定もなかったが、急に美意識が目覚めて朝からパックをした。眉も整えたついでにメイクもしてみた。予定はないけれど、と前置きをしながらリップまで塗ってみた。

3月にウキウキで買ったのになかなか出番がなかった、セルヴォークの09番。何年か前にバズったやつ。

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ブラウンに近いテラコッタカラー。オールシーズン使える、ちょっと垢抜け色。マットではなく絶妙なシアーで、唇にぴったりフィットしてくれる。

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写真では結構オレンジに見えるけれど、唇に載せると元々の赤みと合わさっていい感じの大人っぽいテラコッタになる。これを唇に塗ってみたら、何だか心が踊った。久しぶりにメイクが楽しい。

さらについでに、髪もワンカールさせてみる。予定もないのに。何やってるんだろうな。そう苦笑したけど楽しかった。

やっぱりメイクは好きでやるから楽しいのだ。

今はマスク生活でリップの活躍する回数は少ないけれど、誰かとご飯を食べに行くとかオンラインで通話するときとか、そういうときには好きな色を選んでメイクしよう。

マスク生活が当たり前になって、リップが売れなくなってメーカーも作らなくなったら悲しい。そんなことになったら私のメイクの楽しみは半減してしまう。

ああ、早くマスクなしでみんなと笑い合いたいなあ。


------ 追記 ------


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