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「だから協賛しています」大阪トヨペットが目をつけた大阪・舞洲の“他にはない価値”

<トップ:©︎2023 MAISHIMA PROJECT>


舞洲に拠点を置くプロスポーツ3チーム、大阪エヴェッサ、オリックス・バファローズ、セレッソ大阪で働くクラブスタッフや、大阪市と3チームがすすめる「舞洲プロジェクト」のパートナー企業の担当者へのインタビュー特集企画「舞洲を支える人々」。クラブスタッフやパートナー企業になったきっかけ、チームやプロジェクトへの思い、舞洲にまつわるお話などを伺います。
 
今回登場するのは、「舞洲プロジェクト」のパートナーである大阪トヨペット株式会社 営業企画部広報宣伝グループ 髙瀬明仁(たかせ・あきひと)さん。当プロジェクトに感じた魅力や開催したイベント「キッズスポーツアカデミー舞洲」について、今後の展望などをお話しいただきました。

キッズスポーツアカデミー当日の集合写真

車を売る会社が「子供向けのスポーツイベント」に関わる理由

 
―「舞洲プロジェクト」の一環として2023年9月24日に開催された、3チームのコーチが指導する初心者のためのスポーツ体験イベント「キッズスポーツアカデミー舞洲」。大阪トヨペットさんは、今回パートナー企業として携わられました。改めて、なぜこのイベントに興味を持たれたのか、きっかけから教えてください。
 
2020年から、セレッソ大阪さんのゴールドパートナーを務めさせていただいています。その流れで、まずは「舞洲プロジェクト」のお話があり、舞洲というひとつのエリアに、大阪拠点のプロスポーツチームが3つも集結しているという、他にはない環境に大きな魅力を感じ、主旨に賛同しました。

僕らは大阪を拠点に車の販売をメインに行っている会社です。その中で、もっと多くの方々に名前を知っていただきたいと思っています。そのためには、ただ車を売るだけではなく、地域貢献などにも力を入れるべきだなと。

今回のイベントは、舞洲で活動している3チームのコーチが子供たちに各スポーツの指導をするという内容です。自治体とスポーツチーム、僕ら地元の企業が一丸となり、スポーツの力で子供たちの育成の手助けになれたらと思いました。
 
各チームのコーチから、計3種類のスポーツを一度に学べるなんて、そんな素晴らしい機会は滅多にありませんよね。僕が親だったら、絶対に子供を連れて行きます(笑)。それくらい価値があることだと感じました。
 
あとは、2025年には舞洲の隣のエリア・夢洲で大阪・関西万博が開催予定ですよね。舞洲も万博も同時進行で認知が広がっていくと面白いなと思っています。

 ―これまで、他のスポーツ分野でパートナーをされたことはあったのですか?

 いいえ、セレッソ大阪さんと「舞洲プロジェクト」だけですね。スポンサーシップについては、広く浅くという考え方があれば、狭く深くという考え方もあるかと。僕らは後者を選び、こちら2つに集約させていただいています。 数を限定してパートナーを長く継続していくことで、みなさんに僕らの会社を知っていただき、いつか車の購入や買い換えのタイミングで思い出してもらえたらと思っています。 

―パートナーをしたらすぐに効果を求める企業はまだ多いように思いますが、実際、スポーツへの協賛はなかなか形として表れにくいですよね。きちんと長期的な投資として見据えられているように感じます。 

先述したように、大阪トヨペットを多くの人に知っていただくには、車を売るだけではなく、地域貢献など別の分野のこともやっているということをアピールすべきであり、今回のパートナーもその活動のひとつだと考えています。
 
また、車の購入や買い替えは親御さんの代ではなくてもいいと思っているんですね。お子さんが大きくなって、いずれ車に興味を持つようになったら、あの時大阪トヨペットが良くしてくれたからとトヨタの車を選んでいただければと。そのくらい長期的な目線をもって取り組んでいます。
 
 “選ばれる企業”になるためにも、このようなイベントに積極的に関わり「大阪トヨペットは親近感のある会社」と多くの方々に感じていただきたいですね。
 

パートナーをして心から良かったと思えること

 
―今回のキッズアカデミーの取り組みの中で、印象に残っていることを教えてください。
 
販売店でもお子様向けの催しをやっていて、何度も来てくださるご家族がいるんです。その方々がセレッソ大阪のサッカースクールや、このイベントにも来ていただけたことがとても印象に残っています。今後もそういったつながりを大切に持ち続けたいですね。
 
セレッソ大阪のサッカースクールは、コロナ禍を経て先日ようやく開催できました。100名以上の方が参加してくださり、ヨドコウ桜スタジアムの天然芝で子供たちが走り回る姿を見て、このイベントをやって良かったと心から思いました。親御さんから感謝のお言葉をいただけたのもありがたかったです。

 
―日本では、スポーツを始めるきっかけが学校の部活であることが多く、それまでにスポーツを純粋に楽しくできる機会がまだ少ないように感じています。 

確かに、このイベントで「スポーツをやったことがありますか?」と聞いたら、「いいえ」と答えた人が多かったです。部活は少しストイックなイメージがあるので、気軽に楽しめる場というのは貴重だと思います。
 
この先、参加したお子さんが部活を選ぶ年齢になったときに、「このイベントであのスポーツが楽しかったからやってみよう」という動機になってくれたら嬉しいです。
 
また、これをきっかけに好きなスポーツを続けていってほしい思いもあります。というのも、僕は中学まで野球をやっていたのですが、高校以降はやらなかったんですね。今思うと当時の僕は、レギュラーを獲れなかったことと、体が小さいという理由から「硬式野球では通用しない」と勝手に判断してしまったんだと思います。
 
僕の中に、なぜ野球をやめたのかという後悔がずっとあるんです。社会人になって草野球チームに入ったこともありますが、「続けていたら今頃どうやったんやろう」と思うことがあります。
 
ですから、子供たちは諦めずに後悔のない生き方をしてほしいんです。そして親御さんは「頑張りや」と励ましながら続けさせてあげてほしいなと思います。

当日、開会式と閉会式で髙瀬さんもご挨拶


―最後に、「キッズスポーツアカデミー舞洲」の感想を改めてお願いします。
 
約500名もの方の応募があり、抽選で300名のみなさんが参加してくださいました。親御さんもお子さんも、アリーナにはたくさんの笑顔が溢れていて、本当に嬉しかったです。

​​https://x.com/maishima_osg/status/1705758794184364032?s=20

 
僕らはこういったイベントを続けていく使命もあると思いましたし、外向きに広報するだけでなく、社内にもしっかり伝えなければいけないと感じました。僕は野球経験者ですが、サッカーを始めスポーツ全般が好きです。僕自身とても楽しませていただいたので、定年になってもお手伝いさせていただけたらと思います(笑)。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!


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