【人が変わる（成長する）時の３つのステップ②】
２つ目「覚悟を持って決断する」＆３つ目「決断したことを生きる」
「人が変わる（心の成長とそこから生まれる現実の変化）」ためのステップ。前回書いた１つ目は「怖いことと向き合う」でした。
心中事件の経験から、２０代の時から内観を続け、またコーチングを通してたくさんの人の心理を見てきて行き着いた答えは、【前進を阻むものの最大の足枷は恐れである】でした。
「人が怖い」「人を傷つけるのが怖い」「人に傷つけられるのが怖い」「拒絶が怖い」「評価されないことが怖い」「死ぬのが怖い」「先が見えないのが怖い」「役立たずと思われるのが怖い」「失敗するのが怖い」「愛されないのが怖い」「自由が奪われるのが怖い」
・・・と、これは前回書いたものですが、他にもたくさんの恐れがあります。成功することへの恐れなんかもあるんですよ。自分だけが幸せになったら人からやっかみを受けるから・・などなど。
こういう「怖い状態」になりたくないから、やる必要があることから逃げたり、それ以上やらなくてもいいことをやり続けたり、肝心な時に勇気が出なかったり、現状で満足しよう（本当はもっとやりたいことがあるのに）としてしまう。
【そんな自分を内観して、自分の恐れは何か？を見つけてみよう】
というのが前回お話ししたことでした。
今日はステップ２つ目と３つ目。
一つでも恐れを発見したら・・・。次にやることは「覚悟を持って決断する」＆「決断したことを実行する（生きる）こと」です。
何を決断するのか？
恐れていることと向き合い「やったことのないことをやる」または「やっていることをやめる」ことをです(^^)
恐れのためにやっていないことを、自分のためにやる
恐れのためにやっていることを、自分のためにやめる
この【自分のためにという覚悟】を持ち、それを【決断】し【本当に自分のためになる人生を生きる】こと。
それができた時に、私たちは大きく飛躍します。
足かせがとれ、本来の自分を生きられるようになる。
内面の変化とともに、現実も大きく変化します✨
怖いからやっていなかったことは何か？
本当はやるべきなのに怖くて避けていたことは何か？
怖いからやり続けていることは何か？
本当はやめるべきなのに怖くてやめられないことは何か？
そう、ここでも内観が必要になります。
「自分の中にある恐れと、自分の普段の行動や言動がどこで結びついているか」を内観で整理していく。例えば、
ずっとやりたいと思っていたけどやってないことがある
人が怖いからできるだけ関わらないようにする
いい評価を得たくて、少しズルをしてしまう
失敗しそうなことはやらない
ついマウントを取ってしまう
人に頼れない
ごめんなさいが言えない
ありがとうや大好きだよの声かけができない
体調が悪くても休むことができない
人のことばかりに気を遣う
断れない
自分より人を優先する
などなど・・・。
日常の自分をよく観察すると、恐れと結びついている自分の行動や言動が見えてきます。
見つけることができたら、
「恐れが原因で」やっていないことがあればやってみる。
「恐れが原因で」やっていることがあればやめる。
を実行します。１度だけではなく繰り返し何度もです。
さっきの例で言えば・・
ずっとやりたいと思っていたことを怖くてもやる
人が怖くても人と関わる
ズルをせずに正々堂々と勝負する
失敗しそうでもやる、むしろ失敗をたくさんして成長する
マウントを取るのをやめる
人に頼る
ごめんなさいを言えるようになる
ありがとうや大好きの言葉を伝えてみる
多めに休む
人に気を遣うことを減らす
断る
人より自分を優先する
など。
全て、恐れが結びついている場合はとても勇気がいることです。でも、勇気を出して、何度もチャレンジする。
新しい自分を意識して「生きる」んです。
そう、何度も私が話していること「人生は自分で作る」です✨
そうすると、ある気づきが生まれてきます。
例えば
「あれ？」
「あんなに怖いと思っていたのに意外と怖くない・・」
「やってみたら意外と簡単だった・・」
「人に少しずつ慣れてきた」
「失敗って得るものが多いんだな」
「人に頼るとことで人を前より信頼できるようになった」
など。
人の脳って素晴らしいんです。
新しい体験を通して「これって怖くないんだ」と認識し直してくれる。恐怖が一つ減るんです(^^)
そうなるとできることが広がります！！「じゃあ、あれもできるかも」「これもやめてみても大丈夫かも」と、さらに新しいことにチャレンジできるようになる。続けるとさらに恐怖が減っていく。
少しずつですが確実に変化します。
本当に自分に必要なことを見極めて、恐れからではなく喜びから動けるようになる。自分の「関心・興味・楽しさ・自分らしさ」を軸にして生きられるようになる。この状態になった時に、人生も現実も変わります(^^)
そして。
「人への恐怖は人への愛に」
「傷つけることや傷つけられることへの
恐れは、自分の強さや相手の強さを信じる心に」
「評価されないことへの恐れは
自分の至らなさを受け入れる器に」
「死への恐れは生への喜びに」
「拒絶の怖さは人との深い繋がりに」
「愛されないことへの恐れは愛する喜びに」
恐れも私たちの内面で変化します✨恐れと愛は一体です。恐れと向き合い本来の自分を取り戻した時に、私たちの中のより大きな愛・思いやり・強さへと変化していく。
人が生み出す最も美しい魔法だと私は思っています（ロマンチックですみません・・・笑）
１）恐れと向き合う
２）覚悟と決意を持って、新しい選択をする
３）それを生きる
この３つを私は今でも続けています。
私といると人に迷惑がかかる。これが、私の恐れの中でももっとも大きなものの一つでした。私は心中事件で親や弟を助けれらなかった。それどころか「あなたのせいで・・」と責められた。
「私は存在していてはいけないのではないか？」
「私は人を苦しめるだけの存在なのではないか？」
「私が弟を殺したのではないか？」
という究極の恐れをどうこのステップを通して手放していったのか？
次回は、このステップの実体験を書いてみたいと思います(^^)
追伸
いつも文章が長くなってすみませぬ・・・・💦
マイコーチングオフィス代表。企業研修講師＆プロコーチとして１５年。５０００人以上を指導。コロナ禍をきっかけに、１３歳の時の心中事件で家族３名を失った体験を乗り越えた経験と「どんな出来事があっても、どう生きるかは自分で選択することができる」という生き方を分かち合う。
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