かなめ

舞扇を使ったボディワークを通じて、美しい所作と「たおやかさ」を手に入れるべく実践と考察…

かなめ

舞扇を使ったボディワークを通じて、美しい所作と「たおやかさ」を手に入れるべく実践と考察をしてゆきます。 舞扇をガイドに体を動かすのですが、このボディワークが上手くいくと指先まで気血が通り、頭に登っている気が降りてきて心が落ち着き、激しい運動をしなくても関節の動きが軽くなります。

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初めまして。

舞扇道(まいおうぎのみち)というボディワークをやっています。 略してマイセンって言ったりもしますが、「とんかつ?」って聞き返されます。 舞扇道は、初心者からその道の専門家たちまでが教えを受けている、ボディワーク刀禅の創始者でもある小用茂夫先生が考案した日本発のボディワークです。 主に日本舞踊で使用される「舞扇」をガイドに、身体に基準性を作ります。 基準性ができることで、日本人が古来から持つ優れた身体能力を呼び覚まされます。 わたしはこのボディワークのどこに惹かれたのか

    • 纏って整う

      纏→というと、江戸時代の火消し組のイメージだったりしますが、 今日お話しするのは「まつわりつく」方の纏(まとい)です。 舞扇のお稽古の中には、「纏」という練行があります。 纏は、確かに見た目は火消し組のマークをてっぺんにつけた棒をグルグル回す、 大きなデンデン太鼓みたいですが、 練行の纏では、ただ身体を旋回させて手をぶらんぶらんするわけではありません。 この回転の中には「分離」と「統合」が含まれています。 では、始めてゆきましょう。 まずは基本の立ち方です。 反っ

      • まいおうぎのみち

        今日は過去のブログから、舞扇の道のお話しを引用します。 ↓↓↓ 体って、 頭があって、 それを支える首があって、 両肩があって胸があって、 腹があって腰があって、 両脚があって、両足というパーツがありますが、 これら全部、様々な動きができますね。 上げる、下げる。 回す、振る。 曲げる、伸ばす。 手はとっても器用なので、どんどん仕事をしてくれます。 それこそ、「あまり意識をしなくても。」 でも、本当は手も体の一部であり、全体の内の1つなのですよね。

        • 飛び立つ腕

          ふわりと腕が浮いてくれたら、肩こりってなくなりますよね。 なぜ肩が凝るのでしょう。 肩こりの原因の一つには、肩甲挙筋という肩甲骨を動かす筋肉が縮んでしまって起きていることがあります。 こうなると、肩が上がった状態になります。 例えば寒い時、ぎゅっと体をこんな形にすると思います。 ではこの「ちぢこまる」と逆の状態を作れると、肩こりはなくなるのでは。 肩先と首の位置をなるべく遠くに保つ努力をしてみます。 肩の力を抜いて立ち、目線を遠くに。 足先は、土踏まずをグッと丸めて合足

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        初めまして。

          肩が疲れない腕の操作方法

          内圧で腕を上げる。 内圧とは、内側からの圧力です。 この体の中の内圧を上手く使えると、関節に負担をかける事なく身体運用が可能になる。 と小用先生。 「途切れる事ないたおやかな動き」は、この内圧が重要なようです。 今日は内圧をコントロールするお稽古と、 その内圧を使って腕を動かすお稽古をしてみようと思います。 まずやりたい事は、重心を足まで下げる事。 【重心を下降させる】 ・耳眼水平(じがんすいへい・両眼両耳が水平を保っていて、首が曲がっていない)にする。 ・両肩も水平(鏡

          肩が疲れない腕の操作方法

          宇宙と大地をわたしが繋げる

          「天と地をわたしの中で繋げる」という今回の内容です。 タイトルの「わたし」とは、皆さんにとっての「わたし」です。 ご自身、各々という意味です。 地に足をつける、グランディング、という言葉があります。  しっかり自立できる、心を落ち着けて現実を受け止める、などどっしりとした足元のお話しっぽいのですが、 これは上方から下方へ、エネルギーを流す(通す)という意味もあるのだとわたしは考えています。 前回の「足の在り方」でも書きましたが、足はアースのような役割もできます。 頭のテ

          宇宙と大地をわたしが繋げる

          足の在り方

          舞扇ボディワークでの「足の在り方」は、 大地としっかり繋がって、上方に上がってしまった気をアースのごとく地球へ流すようです。 「足」は、当たり前のように毎日わたしを支え、自由に移動させてくれる大切な体のパーツの一つです。 ただ、足ってエネルギーを感じることもできると思いませんか? わたしは、1年半ほど前に今の土地に引っ越しして来ましたが、 いくつかの候補の中からこの地を選んだ決め手は、「足から感じたエネルギー」です。 感覚で選んだ、と言いますが、あの時の感覚をもっと細かく

          足の在り方

          体の中に長い路を作る

          今日は、体の中に流れるエネルギーの通り道を作ります。 例えば、右手を動かすときの力を、左足の裏作り出す、ということです。 この道は、じっくりじっくり突貫工事して行かないとなかなか作れません。 踵がスタート、右手指先がゴールです。 線が雑ですみません(汗) 左足踵から脚の裏側を通り、腰から背中、そこから右肩、腕を通って指先までを繋ぐと、体の中で一番長いルートができます。 わたし達は普段から、例えば物を取ろうとした時「よし、あれを取ろう」と思った瞬間に手が動き始めます。 特

          体の中に長い路を作る

          螺旋のエネルギーを生み出す

          今日は、身体の中に螺旋状のエネルギーを生み出すお稽古をします。 垂直性と水平性を途切れることなく滑らかに繋げることができると、螺旋のエネルギーが生まれる。 これを厳密な基準に従って行うと、身体の中に長いエネルギーの路が出来上がります。 その「厳密な基準」とは。 スパッと伸びる真っ直ぐなエネルギーは、潔さやスピード感、軽やかさを感じます。 一方、螺旋というとわたしのイメージですが、グルグル巻いている分、内蔵されているエネルギーが大きく強そうな感じです。 ぐるぐると捻れれば捻れ

          螺旋のエネルギーを生み出す

          面と線を意識する

          「舞扇」とは、主に日本舞踊で使用される扇のことです。 舞扇道ボディワークは、この舞扇を舞ではなく「基準」として用います。 舞扇をどのように捉えて体の基準として作用させるのか、をお話します。 舞扇には、面があります。面は水平性を感じることができます。 「面」の状態を縦方向から見ると、線になります。 こちらは垂直性を感じることができます。 このように、舞扇の骨に指を沿わせて両手で挟むと、散漫になっていた「気」が体の真ん中に集まってきます。 逆に言えば、「散っていたこと

          面と線を意識する

          わたしのこと

          わたしのことを少し書きます。 1、アロマセラピスト 2、靈氣(レイキ)ヒーラー 3、整体セラピスト4、石鹸作家、講師 5、ベリーダンサー 6、舞扇道定例稽古会主催者 このわたしの様々な顔を見て、全てに繋がりを感じる人と、全くわからん。という人とに分かれます。 もちろんこれらは一つのキーワードで繋がっていて、「心と体が繋がること」を実践しているとして、わたしが大切にしている「顔」です。 順番は、身につけた順です。アロマセラピーは、日本でアロマセラピーやらテラピーやらとい

          わたしのこと