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足の在り方

舞扇ボディワークでの「足の在り方」は、
大地としっかり繋がって、上方に上がってしまった気をアースのごとく地球へ流すようです。

「足」は、当たり前のように毎日わたしを支え、自由に移動させてくれる大切な体のパーツの一つです。
ただ、足ってエネルギーを感じることもできると思いませんか?

わたしは、1年半ほど前に今の土地に引っ越しして来ましたが、
いくつかの候補の中からこの地を選んだ決め手は、「足から感じたエネルギー」です。
感覚で選んだ、と言いますが、あの時の感覚をもっと細かく分析してみると、足(足裏)から感じるものでした。

また視点を変えて足のお話しをすると、整体では「足を整えると全身が整う」と言われるほど重要なパーツです。
実際、くるぶしから足先までの限られた施術で、腰まで楽になる方は多くいらっしゃいます。
今回のお稽古では、全身確かに繋がっていますが、足を通して中身(軟部組織・内臓や深部の筋肉など)も含めて繋がってみたいと思います。


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普段、足はこんな感じですね。


舞扇ボディワークではこう。

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指をグッと噛んで、土踏まずのアーチ構造を強くします。
結構強めにぎゅっとするので、無理のない範囲でこの形を作ってみます。

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ちなみにわたしはヒールの高い靴が好きでよく履いていました。
そんなわたしは、この形をし続けると足の指や土踏まずがつりそうになります。
そんな時には、足首を回したり、足の指と手の指を組んでほぐしてみると、ぎゅっとしても痛くなりません。

掌を合わせるのを「合掌」と呼ぶのに対して、足を合わせるこの形を「合足(がっそく)」と呼びます。

合足をすると、足の後ろ側が伸びる感じがします。
そこでさらに、骨盤を立ててみると反っていた腰が真っ直ぐになり、胸が緩んできます。
無意識のうちに上がっていた肩も降りてくる感じです。

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この時、頭が前に出てしまうと背骨がしっかり伸びませんので、頭は天井から吊るされているようなイメージをします。
目線を遠くにやると、この状態が作りやすいです。

こうして足の感覚をまずは研ぎ澄ましてみます。
これだけで心が落ち着きます。
この状態を「立禅」と言います。

この姿勢は、普段あまり使われない体の深部の筋肉(インナーマッスルなど)が刺激され、ちょっと疲れるかもしれませんが、少し「たおやか」が感じられたように思います。 この姿勢は「凛としている」と言われます。かなり嬉しいお言葉。

今日はここまで。
次回はこの状態から骨盤を意識してみようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。

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