見出し画像

‪⿻‬この曲記念日‪⿻1843.6.15

久しぶりの更新!さあまだ6月!!浦島太郎現象!!!
この日はノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグの誕生日です!

エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(1843-1907)
抒情小品集 第3集 Op.43より 第4曲「小鳥」

私にとっては北欧の作曲家といえば、グリーグ。
他にも北欧の作曲家にはシベリウス(フィンランド)、ニールセン(デンマーク)などがいますが、いずれも幻想的で民族的、日本人の琴線にも触れる作品が多いです。
グリーグは、今回選んだ叙情小品集をはじめたくさんのピアノ曲を書きました。どれも小さな子ども心をもった、人形を愛でるような空気を纏った印象があります。
あの有名な《ピアノ協奏曲イ短調 Op.16》も、『朝』『山の魔王の宮殿にて』で有名な組曲《ペールギュント》も、壮大だけれど、物語的で温かみのあるグリーグらしさが秘められています。

グリーグは、スウェーデン=ノルウェーに生まれ、ドイツ・ライプツィヒで音楽を学びます。
5人兄弟の4番目、身長155cmととても小柄だった彼は、手のひらサイズのぬいぐるみといつも一緒で、本番ではポケットの中に帯同させていたそうです。あら、まさに。

叙情小品集は全3集からなっています。
全て書き終えるまでに約30年間かけているので、この小品集を辿ればグリーグの作品の変遷がわかると言っても過言ではないでしょう。
『小鳥』が収録されている第3集は、1、2集と比べるとテーマに「自然」が据えられていることが分かります。まさにグリーグの生まれ育ったノルウェーの自然と愛を表す美しい曲集です。

ぜひ同曲集の他の曲も聴いていただきたい、私にとっても大切な、大好きな一曲です。

stand.fmでは、ご紹介した曲を演奏しています。
後日公開しますので、こちらから登録してお楽しみにお待ちください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?