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‪⿻‬この曲記念日‪⿻1804.6.1

この日は、ロシアの作曲家、ミハイル・グリンカの誕生日です。

ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804-1857)
5つのコントルダンス G. vi, 166

グリンカは非常にロシアらしさを豊かに生かした作品をつくりました。
幼少期に経験した、祖国戦争や農民たちの演奏していた民謡を聴いていたことが、彼の民族音楽への意識を高まらせたと言われています。
裕福な家庭に生まれたため、音楽や芸術とは常に身近であったと想像できます。

彼は20歳から24歳になるまで就労していましたが、突然退職しイタリアやドイツに渡って音楽の道へ。
外国を巡ることで、彼のアイデンティティである祖国ロシアの民族的な音楽を書きたいという思いが生まれました。当時、ロシアの民族音楽に興味を示す人はあまりいませんでしたが、オペラ(「ルスランとリュドミラ」など)を中心にロシア的な音楽を意識した作曲を始めました。聴衆のウケはまずまずでしたが、この挑戦に次世代のロシアの作曲家たちは追随していきます。
専門に勉強してきていないのに、いきなりオペラをかけちゃうところがすごい…わけわからん…

このグリンカこそが、以前も出てきました、後に「ロシア5人組」(5.29参照)が発足される指導力となるのです。

グリンカの作品といえば、私は「ひばり」を想起します。
もっとも、私が知っているのは彼の作品を元にしたバラキレフによるピアノ編曲ですが…
この原曲は歌曲集《ペテルブルクへの別れ》の中に入っています。
とっっっても美しい曲です。ぜひチェックしてみてください!

今回は、彼の作品の中ではロシアらしさとは少しだけ離れたものですが、コントルダンス(ヨーロッパで流行した舞踊の種類。軽快な2拍子が特徴)の5曲を演奏します。

stand.fmでは、noteでご紹介した曲の演奏収録を公開しています。
後日追って公開しますので、こちらからご登録のうえ、お楽しみにお待ちください!

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