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‪⿻‬この曲記念日‪⿻1866.5.17

今日は、フランスの作曲家エリック・サティの誕生日です。
日本でも愛される彼の名曲はたくさんありますが、
今日はこちらを。

エリック・サティ(1866-1925)
3つのグノシエンヌ

サティといえば、ジムノペディ、ジュトゥヴ(あなたが欲しい)、グノシエンヌ1番が特に有名でしょうか。
CMや映画で使われて知っている方も多いでしょう。静かで癒されるような曲調が多いので、どこで聴いたか記憶にもないかもしれません。

サティはとても変わり者でした。
音楽界の異端児、音楽界の変わり者、なんて異名がつくほど。
変わり者で現代的すぎて、私もつい最近まで、同じくフランスの後輩作曲家ドビュッシーやラヴェルより新しい作曲家だとばかり思い込んでいました^^;

何がそんなに変わってるかというと、
とてつもなく美しい曲に、似つかわしくない「干からびた胎児」「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」「いつも片目を開けて眠るよく肥った猿の王様を目覚めさせる為のファンファーレ」なんて気持ち悪い題名をつけちゃったり、
・13歳で名門音楽大学、パリ音楽院に通ったにも関わらず、そこでの学びはつまらないと舐めた態度で「最も怠惰な生徒」「あいつは近寄らない方がいい」なんて言われてしまう始末。しかも結局7年も居座ります。笑
・「私は白い食べ物だけしか食べません!」とエッセイに書き記しています(本当かどうかはさておき…)
具体的に何かというと、「ゆで卵、砂糖、おろした骨、白い水で煮た鶏肉。また、果物に生えたカビ、米、カブ。また、樟脳入りの血ソーセージ、パスタ、白いチーズ、綿のサラダ、そしてある種の魚(皮なし)」だそうです。
サティと言えばのあの格好(真っ黒いジャケット、真っ黒い山高帽子、真っ黒いこうもり傘)も、彼のこだわり。いっつも同じ格好をしていたそうです。

…と、挙げたらキリがないのでこの辺にしておきます。笑

ちなみに今回選んだグノシエンヌの楽譜にも、
「舌の上に」「出かけないで」「頭を開いて」などのフランス語による意味のわからない指示があります。やれやれ。

stand.fm、Podcastにてピアノ演奏を収録、配信しております。合わせてぜひご視聴ください。↓

ご覧いただきありがとうございました。
次の配信をお楽しみに!

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