自然との共生
無農薬でワインを造ることの難しさを日々感じています。
例えば、いわゆる害虫と呼ばれる虫たちは葡萄の葉っぱを食べたり、実に穴を開けたり、あの手この手で様々な悪さをしてきます。
農薬を撒けば虫たちの攻撃から葡萄を守ることができるのですが、わたしたちのワイン造りでは農薬は撒きません。
ただでさえ、高温多湿でワイン造りに向いていない九州で、そして台風の通り道でもある宮崎で自然派ワインを造ることは本当に難しいと日々感じています。
では、薬を撒かずにどうしたら葡萄たちを守れるのか。
害虫よりも益虫が畑に多く存在することで、益虫が害虫を食べてくれたり、害虫を捕食してくれるという話があります。
つまり、益虫がいっぱい集まる畑にしたいのです。
益虫が来てくれるような畑にするためには、植物の花が咲いている事が大事になります。
その花の蜜を吸うために益虫が集まるのです。
最近はクローバーと蕎麦の種を定期的に畑に蒔いています。
畑の植生が豊かであることって、すごくいいことだと思うんです。
常に植物の花が咲いている畑ってそこに居るだけでも気持ちが良いですよね。
益虫くんたち、集まってくれるといいな。
そうそう、最近畑に鳥が巣をつくって卵を産んでくれていました。
毎日親鳥が温めている様子を見ると、なんだかほっこりします。
頑張って生まれてこいよおぉ〜!
おしまい。
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