【エピローグ】怒りをパワーに変えて、キーボードを叩いています!
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今日の記事は、kindle出版する
『いいかい、タケルくん』
サブタイトル、
『ブサイクで21年間彼女ナシの僕が「彼女なんて簡単にできる!」と、そう言い切れる理由』
の、初稿です。
ここに初稿を書き、推敲して、専用ブログサイトへ、
そして、対話形式に加筆修正してkindle出版します。
以下、【考え方編】 エピローグ です。
◆弱みにつけ込みやがって
グーグルに、「彼女 作り方」と入力して、検索してみました。
上位に上がってきたサイトの記事を読んでみますと、
自信がない男子が多いので、堂々と振舞いましょう
とあります。
こじらせ男子なら、
「それが出来たら苦労しね~よ!」と、
まず間違いなく、そう叫びます。
他には、
見た目を良くしましょう
「はあ? ふざけんな!」 僕なら、そう思います。
マインドに関しては、
自分に自信を持ちましょう
の、一言程度でかたずけられています。
そして、マッチングサイトへの誘導。
あるいは、よく見ると、そのサイトがマッチングサイトの中なのです。
僕が若いときに、インターネットがなくて本当に良かった…。
あったなら、絶対に、お金をジャンジャン注ぎ込んだことでしょう。
最悪は、消費者金融のカードローンを使ってまで、お金を注ぎ込んだかもしれないのです。
「出会いさえあれば、僕にでも…」
「イケてるファッションをしなければ…」
「メンズエステに行こうか…」
そういう思考をたどって、たくさんのお金を注ぎ込む。
そんな【僕】が、ありありと想像できます。
それでも、それらの行動から『彼女』ができたなら、まだ救われます。
マッチングサイトが具体的にどのようなサービスなのか、詳しくは知りませんが、おそらくは女性を紹介してくれるのでしょう。
そして、
それでも交際に至らなかったなら?
そのような惨めな思いを、何度も何度も乗り越えられるとは、とても思えません。
そんな風にメンタルが強かったなら、そもそも、こじらせてなどいないのですから。
弱みにつけ込みやがって!
僕は、憤りを感じました。
商品やサービスを提供し、対価を得るのならば、それなりのクオリティを担保するべきです。
そこに自信も結果も伴っていないのに、それでもサービスを提供し続けるのは、合法ではあったとしても、限りなく詐欺に近い行為です。
課金して、勇気を出して行動して、結果ダメだった男性の心を想像しているでしょうか?
僕らは、十中八九、
「もうオレ、一生独身でイイや…」
このように思ってしまいます。
そりゃあそうです。
もう傷つきたくないのです。
女性に振られるというのは、男として【ダメ】という焼印を押されてしまったような気分になります。
このような哀しい現実に、どのサイトも、どの情報提供者も、どの本も、まったく触れていません。
僕は、そこに【無責任】を感じました。
恋愛について、少し詳しい解説をしているサイトや動画、それらすべてに共通点がありました。
こじらせた男子は対象外
という共通点です。(おそらくは こじらせ女子 も、対象外でしょう)
こじらせてはいない、普通の男子を対象にしたアドバイスばかりです。
小手先のテクニックやハウツーばかりが語られています。
そんなアドバイスで、あのころの僕に変化などは起こりません。
でも、藁にも縋る思いで、真に受けるんです。
昔僕は、イケメンの友達からのアドバイスを、こっそり真似しました。
イケメンの友達は、こう言ったのです。
カセットテープを作ったんだ。
「ギー」って音が聞こえて、「バタン」ってなって、
ちょっと間があって、
「カラカラカラ」って聞こえて、
これ、トイレットペーパーを巻く音な。
トイレで録音してさ、
んで、
「ジャー」って水を流す音がして、
「ちょっと臭いんですが…」っていうセリフを言って、
でもって、そこから全部ラブソングよ!
A面、B面、全部、最高のラブソング!
それを、詳しくは何も言わないで、ただ「聞いて」って渡すの。
すると、声の手紙?って思うだろ。
でも、実は違うって、そういうヤツさ。
これ、良いと思うんだよ~。
ああ、オレはやったよ! ウケたウケた! バッチリだった!
そうです。
僕も、真似たんです。
これを、そのまんまです。
何が良いのかは分からなくても、イケメンでモテモテの友達が「良い」というのですから、そのまんま真似たんです。
カセットテープを渡した女性からは、なんの反応もありませんでした。
この後の記憶がないので、おそらく僕は怖くて、「テープ聞いた?」などという会話をしていないと思います。
勝手に送って、勝手にフェードアウトです。
54歳になって、周りの友人に、
「こういうブログサイトを作って、女子に自信のない男子を救いたいんだ」
と説明しても、まったく反応がありませんでした。
興味を持ってもらえないのです。
謎が解けました。
マッチングサイトなどのインターネット情報も、
動画も、
本も、
僕の友人たちも、
それら方々はみんな、
こじらせた経験がないのです。
その穴に落ちたことがないのです。
どんな心境なのか、どんな悩みを抱えているのか、まったく見当違いな想像をしているのです。
キャバクラ行けばいいんじゃない
女の子に慣れればイイんだよ~
風俗にでも行けばぁ
だから、こんな見当違いのアドバイスが発せられます。
こじらせた男子は、確かに「女性」になれていません。
でも、違うのです!
そんなことじゃないのです!
僕たちは、「恋愛」にも、もう慣れていないのです!
「恋」が、もう、よく分からなくなっているのです。
そして、女が欲しいですし、性欲もありますが、それ以上に本当は、
恋愛がしたいのです!
恋が、したいの!
したいの…、できることなら…
キュンキュンしたいの…
ムリかもしれないけど…
キュンキュン、させてみたいの…
女子の、ウルウルと濡れる瞳を、間近で見てみたいの…
楽しそうにイチャイチャしてみたいの、ホントは…
自分にはできないから「ケッ」って思うの…
でも、もっとそれ以上に、
もうこれ以上は、
傷つきたくないの…。
きっと、ここまで書いても、経験のない方には響かないのでしょう。
だから、
だから、僕が書く!
腹が立つ!
だから書く!
今も、怒りをパワーに変えて、キーボードを叩いています!
◆マインドセット
ビジネスの世界では、この「マインドセット」という言葉が、どうやら浸透しています。
昔はこのような言葉がなく「ものの見方、考え方」などと表現しました。
一応、このマインドセットを簡単に説明いたしましょう。
ビジネスマンならご存じの方も多い、有名な例え話です。
昔、アフリカに靴を売りに行ったセールスマンのA氏。
現地の人たちが、裸足で生活している現状を見て、A氏はアメリカ本社へ、すぐに連絡をしました。
「皆裸足、靴、売れる見込みなし。即、帰国する」と。
同じころ、アフリカを訪れていたセールスマンB氏。
現地を見て、驚いて、即、アメリカ本社へ連絡しました。
「皆裸足、靴の受容無限大、至急、靴、送れ! 大量にだ!」と。
マインドの違いです。
A氏とB氏は、同じ光景を目にしています。
しかし、下した判断は真逆です。
なぜこうなったのか?
これが、「マインド」の違いなのです。
マインドというと「精神」と訳しそうですが、丁寧に日本語にするならば、
各個人の『ものの見方、考え方』の、無意識領域の『くせ』のようなもの
となります。
無意識に、そう考えてしまう
無意識に、そう思ってしまう
無意識だから、それが世の中の常識だと思ってしまっている
そういう、心の奥のクセのことなのです。
ここを整えることなく、セールスマンA氏に、現地の言葉や風習や、セールスの話術やテクニックを伝授しても、焼け石に水なのです。
ビジネスは競争がすさまじく、成果を追求する文化や常識が根付いていますから、
「ハウツーよりも、マインドセットが重要だ」
「マインドセットを整えなくては、ハウツーが活かされない」
ということに、いち早く気づき、今ではもう常識になりつつあります。
もう1つ、マインドセットの重要さを教えてくれる、稲盛和夫さんの著書で知ったエピソードをご紹介しましょう。
=== エピソード ===
そのとき稲盛和夫さんは、京セラを立ち上げたばかりでした。
そんな折、尊敬する経営の神様こと、松下幸之助さんの「ダム経営」という公演を聴きに行ったそうです。
受講者は経営者ばかりです。
松下幸之助さんのお話は、あえて雑に要約するならば以下のような内容になります。
「私は、経営者の皆さんに、『ダム経営』をオススメしたい」
「企業にとっての『水』とは、お金です」
「お金を【ダムに貯めて】、チョロチョロ出したり、ドバーっと出したり」「これが肝心なのです」
「例えば、このようなときはチョロチョロ」
「このような場合には、ドバーっと」
具体的に示唆に富んだ教えが、熱をもって語られました。
そして最後に、質疑応答の時間が設けられました。
1人の経営者が質問します。
「素晴らしい講義でした。ありがとうございます。わたくしも早速ダム経営をしたいと思いますが、なんと申しますか、恥ずかしながら私の会社には、ダムに貯めるだけのお金がありません。このような我が社の場合は、どうしたら良いでしょうか?」
周りの経営者も、うんうん肯いています。多くの受講者が、同じ疑問を抱いているようでした。
松下幸之助さんは、
「まず、ダム経営をしたいと思うことが肝心ですなぁ」
と答えました。
講演会場は苦笑に包まれました。
松下幸之助さんが、冗談でごまかしたと、そう多くの方が捉えたのです。
ダム経営がしたい、でもダムに入れるお金がない。
その人に、ダム経営したいと「思うことが肝心」という答え。
その人は「ダム経営したい」と、冒頭に言っているのです。
質問者は、
「あ、いや、だから、そう思っていまして、で、でも、お金が無くって困っておりまして…」
と、本当は、もう一度問いたいだろうなぁと、周りの方はそう思ったという、そういう苦笑です。
禅問答のような、一休さんのトンチのような、松下幸之助さんのジョークなんだろうなぁというような、会場は、そのような空気だったのです。
しかし、まったく違う考えの人物が、2人、会場にいました。
1人は、松下幸之助さん。
もう1人は、稲盛和夫さんです。
稲盛和夫さんは、雷に打たれたような気づきを得ました。
「みんな、『わが社には、ダム経営は無理だ』と、そう思っている」
「だから松下幸之助さんは、真面目に、真剣に、」
『まずは、ダム経営をやりたいと思え!』
「と、そう言ったんだ!」
そのように稲盛和夫さんは解釈したのです。
冗談なんかじゃないんだ。そのまま、本当に、
「まず、思え!」
「強く願え!」
そう教えてくださっているのだ!
(引用:稲盛和夫さんの著書を読んだ著者の記憶)
=== エピソード終了 ===
「素晴らしい考え方だけど我が社には無理だ」と思っている人。
「何がなんでもダム経営をやるぞ」と思っている人。
やがてどちらが『ダム経営』をできるのか。
火を見るよりも明らかではないでしょうか。
これも心の奥の、無意識領域の『くせ』の違いだと、そうは思いませんか?
ビジネスと同じように競争が熾烈で、勝つための努力ならば、なんでも貪欲に取り入れる世界があります。
スポーツ界です。
スポーツの世界でも、最近では、マインドセットが常識化しています。
スポーツ界では、「メンタルコーチ」とか「メンタルトレーニング」と呼ぶことが多いように感じますが、これも間違いなくマインドセットです。
ものの見方、考え方の、無意識領域の矯正に、取り組んでいるハズです。
そして、
超~~~遅れているのが、恋愛です。
恋愛業界です。
語られることはハウツーばっかり!
まったく本質的ではない、上っ面のアドバイスばっかりなのです。
自信がなく、猫背で、女子と目を合わせられない男子が、
イケてるファッション
さえすれば、彼女ができるのですか?
「自信をもって堂々と振舞いましょう」というアドバイスで、人って、その程度のアドバイスで、そんな簡単に自信を持てるものですか?
本気で言っているの?
彼女ができないままが、むしろ良いと思っていませんか?
その方が『リピーターになってくれる』という、そういう戦略ですか?
僕は、本気で、
ビジネス界やスポーツ界にでも通用するであろう、本物のマインドセットを、
恋愛に自信のない、あなたに!
40年前の僕に!
本気で届けたい!
◆以降のカテゴリーをご紹介
タブー編
行動編
会話編
真理編
自信編
と、あと5つ、連続で書きます。
真理編以外には、少しハウツーも加わります。
具体的に「こうしましょう」といったことです。
ただし、基本、すべてマインドセットです!
タブーとは、こう考えましょう。
行動や会話は、こう考えましょう。
こう考えると、きっと変わります。
自信を付けるには、こう考えましょう。
その結果、少しずつ自信がつくハズです。
本質の言語化に挑みます。
ですから、『考え方の【○○編】』と言った方が、より正確なのかもしれません。
このような考えの僕ですから、それだけに、この【考え方編】は、超重要でした。
おそらく、6編中、最多文字数となることでしょう。
また、もしかすると、
この【考え方編】だけで、充分に変化して、彼女ができてしまう「こじらせ卒業男子」も発生することでしょう。
その方へ。
おめでとうございます。
もう、あなたは今後、こちらの記事を読まなくても大丈夫です。
もちろん、読み物として、ただ単に楽しんでいただいても結構です。
ただ、
僕がこじらせMAXのときを思うと、当時の僕にはまだ足りていません。
なので、残り5編、全力で書きます!
乞うご期待ください!
=== ここまでを、コピペ&推敲しサイトに投稿します ===
ブログサイト『いいかい、タケルくん』の、
【考え方編】 エピローグ ↓
※9月30日に投稿した記事を誤って削除し、再投稿しています
※妻ささの、第545話です
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