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クリエイターは作品を『作る』だけではアカン! 『届ける』努力もせなアカン!

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!


◆2022年9月29日(木)

・記事のコピペ

おはようございます。
3日連続で野菜とドーナツしか食べていないキングコング西野です。
#ホテルの下に売ってる
#絶望的な食センス

さて。
今日は『物量でも戦う』というテーマでお話ししたいと思います。
「こんなこと考えているので、その時はヨロシクでーす」という話です。

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▼ すごくすごく魅力的な物語になってきた
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ニューヨーク3日目の夜。
飲み歩いているかと思いきや、そうでもなくて、またもや「ホテルに缶詰で執筆作業」というお家芸をブチかましております。

ホテルの作業机を占拠しているのは『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(第3稿)の脚本。朝から晩まで何度も何度も何度も読み返しては、切ったり貼ったり磨いたり…を繰り返しております。

この段階になってくると「一旦、ブチ壊す」という作業は鳴りを潜め、「磨く」という作業が増えてきます。
彫刻刀から紙ヤスリに持ち替えたイメージです。


今回の物語は、絵本『チックタック ~約束の時計台~』が下地になっています。

「遠くに行ってしまった友達」ともう一度会うために走り回って、たくさん迷って、躓いて、「大切な人を迎える為に自分は何をすればいいのか?」を学んでいく煙突掃除屋の少年の成長物語。

「諦めないと前に進めない」と言っていた少年は次第に「ここで前に進んじゃったら、アイツが戻ってくる場所が無くなる」と考えるようになり、
『待つ』が行動の一つだと知ります。

……勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、
これは「仕事のプレッシャーに押し潰されて、全ての仕事(レギュラー番組を8本ほど)を放り投げて失踪した梶原君と、春から新しく始まる仕事を含む全ての仕事をストップさせて、ひたすら待った僕」の物語です。

キングコングの物語です。

古い話なので、知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、ワーカーホリック世界代表の西野には、全ての仕事を止めて、部屋の中に3か月間籠った過去があります。
僕が22歳の頃。

新人芸人が手にすることができる栄光の全てを掴んだ後の話です。
当時は、とっくに「テレビの人気者」になっていたので、下手にアルバイトをするわけにもいきませんでした。(※週刊誌に好き勝手書かれるので)

今、考えると、なかなかハードな人生を送ったもんです(笑)。

近づいたり離れたりする二人を「時計の針」に重ねて書いたのが『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(原作:『チックタック ~約束の時計台~』)です。

自分の過去をベースにして書いている物語なので、登場人物達の言葉がイチイチ自分に刺さる、とんだドM行為を繰り返しています。

作中、発明家のクソジジイ双子の『コメット&ウィニー』が、煙突掃除屋の少年・ルビッチに実に発明家らしい言葉をかけます。

「考えるな、時間の無駄だ。探したところで正解なんて無い」
「あるのは、『選んだ道を正解にするか否か?』だ」


これは、「一人で活動を続けるか? それとも全ての仕事を止めて梶原を待つか?」を悩んでいた当時の自分に宛てた言葉です。

この調子で、奥の方にしまっていた思い出を掘り起こし、当時の自分に手紙を書くように物語を紡いでいるもんだから、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の執筆はドッと疲れます。

だけど、おかげ様で、すごくすごく良い本になってきました。
#ホントに

初稿はまだまだ「展開ファースト」だったのですが、第三稿にもなると徐々にルビッチの「気持ちファースト」へと移っていき、お恥ずかしい話ですが、執筆中に時々泣いたりしています。
まだまだ完成していませんが、確かな手応えを感じています。

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▼ 今、ボンヤリと考えていることを共有します
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良い作品になればなるほど、「一人でも多くの人に届けたい」という気持ちが強くなります。
「今度はコロナがおさまっているといいな」という淡い期待も。

「腹を痛めて生んだ子は、何が何でも育てあげる」と考えるのが西野です。
育児放棄は1ミリもするつもりはありません。

「映画の届け方」に関しては前回学びました。
宣伝チームの中に入って動いたので、「何に、どれだけのお金を使えば、どれぐらいの広告効果があるか?」も把握しています。

そのへんにいるお飾りの「製作総指揮」ではなく、作品制作から、広告戦略、果てはチケットの手売りまで、すべて現場で、現場の最前線で走り回っているタイプの「ガチ制作総指揮」です。

立川志の輔師匠への演技指導から(恐ろしい…)、ついにはレコーディングスタジオにて「音楽は、こうっ!」とギターを鳴らすこともあります(笑)。

オンラインサロンなので、生々しい話をします。
多くの日本映画は『製作委員会方式』という形で作られます。
「複数の企業が製作費を出し合って、ヒットしたら、その売り上げを山分け」というやり方です。

企業は「なるべく少ない出資で、多くのリターン」を望むので、製作費が膨れ上がることを嫌いますし、出資者が増えることも嫌います

企業さんの気持ちはよくよく分かるのですが、僕としては「うるせーな」という気持ちもあります。

「良い作品が作れるのであれば、お金はいくらでもかける」というのが西野の本音です。
ですが、製作費をかけすぎてしまうと回収が難しくなり、出資するメリットも少なくなるのもよくよく分かるので(僕、大人なんです!)、
今回も製作費とは別に、
「広告宣伝費」を、
個人的にバカみたいに作ってやろうと思っています。

通常、映画の広告宣伝費は「製作費」に含まれているのですが、それとは別に作ります。
つまり、出資してくださる企業に一才の負担を与えない「広告宣伝費」を、個人で作る。

数千万円レベルではなく、もう一桁ほど。
そうして「物量でモノを言わせる」を個人でやろうと思います。

この先、どこかのタイミングで西野の「お金を集めるターン」がくると思います。
その時は、今日の話を思い出して、「やってんなぁ(笑)」とニヤニヤしてやってください。
もうチョイしたら、こういった「お金」の話も入ってくると思います。

包み隠さず全てお話しするので、見届けていただけると嬉しいです。
現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:物量でも戦う

▼魅力的な物語になってきた

今回の物語は、絵本『チックタック ~約束の時計台~』が下地
『待つ』も、行動の一つだと知る物語

これは、
仕事のプレッシャーに潰されて、仕事を放り投げて失踪した梶原君と、
全ての仕事をストップさせて、ひたすら待った僕の物語

22歳の西野は、全ての仕事を止めて、部屋の中に3か月間籠った過去がある


作中、発明家のクソジジイ双子が、主人公の少年・ルビッチに言葉をかける

「考えるな、時間の無駄だ。探したところで正解なんて無い」
「あるのは、『選んだ道を正解にするか否か?』だ」


これは、
「一人で活動を続けるか? それとも全ての仕事を止めて梶原を待つか?」を悩んでいた当時の自分に宛てた言葉

思い出を掘り起こし、当時の自分に手紙を書くように物語を紡いでいる


▼一人でも多くの人に届けたい
西野は、「腹を痛めて生んだ子は、何が何でも育てあげる」と考える
育児放棄はしない

映画の「届け方」に関しては、前回学習済み
作品制作から、広告戦略、果てはチケットの手売りまで、現場の最前線で走り回っているガチ制作総指揮をやり切った

多くの日本映画は『製作委員会方式』という形で作られる
複数の企業が製作費を出し合い、ヒットしたら売り上げを山分けする

西野は「良い作品が作れるのであれば、お金はいくらでもかける」と考えるが、製作費をかけすぎてしまうと回収が難しくなり、出資するメリットも少なくなるのも分かる(スポンサー企業が嫌がるのも分かる)

今回も(つまり前回もそうだったが)製作費とは別に
「広告宣伝費」を、
個人(西野個人の活動)でバカみたいに作る

出資企業に、一才の負担も不安も与えない「広告宣伝費」を個人で作る
数千万円レベルではなく、もう一桁ほど

「物量で戦う」を、個人でやろうと思う

・じょーじの要らん解説

西野さんは、

・クリエイターが作品を作る(完成させる)ことを、「出産」
・その作品をお客さまに届ける
(購入していただく)ことを、「育児」

と喩えます。

作るだけ作って、届けようと(営業やマーケティングや集客)しないクリエイターが多すぎると嘆きます。

作ることに専念する職人風を演じているが、その実は、販売から逃げているだけで、集客から逃げているだけじゃないか。
届けようと声を出し行動するが、お客さんから「NO」や「スルー」を喰らう。それが辛い。
誰が辛いのか? 自分が辛いだけだよね。

自分可愛さで、完成させた作品、いわば「わが子」を、育児放棄するのか?

「僕は育児放棄しない」と西野さんは言います。

実は西野さんも、絵本を描き出版し始めた当初は、「良い作品なら勝手に売れるはず」と思っていたそうです。
しかし結果は、その予想に反して売れなかった。

だから西野さんは、途中からは絵本作家として絵本を描き続けながらも、『届けること』(マーケティング)を学び、実践し始めたのです。

その頃から数えると、15年間くらいの時間が費やされています。
15年もの長い期間、西野さんは『届けること』を学び、実験し、実践してきたのです。

その西野さんの教えは、金言レベルにまで磨かれています。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1416話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS.

僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも初老にも参考になります。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋は必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは必要です。(僕の感想です)

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ご一読いただけたら幸いです。


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