僕は、「鑑賞後にアレコレ語り合いたくなる映画」が、メッチャ好きです!
映画を観てきました。『ビヨンド・ユートピア 脱北』です。
鑑賞ほやほやです。
感想が冷めないうちにひと筆書きします。
なるべくネタバレしないよう、配慮して書きます。
1分50秒の予告動画です ⇓
◆命懸け
冒頭で、
「再現映像はありません」
という宣言がありました。
映像は全て【本物】、という意味です。
だからでしょう。説明のために加えられるのは、えんぴつ画のパラパラ漫画でした。
えんぴつ画のパラパラ漫画が、無言で、
「パラパラ漫画以外は、
全て、本物の映像だからな」
と訴えていました。
目を背けたくなるシーンもありました。
北の、取り調べという名の拷問の映像です。
でも、おそらくは、必要最低限にしたのでしょう。
それはホンの僅かだったのです。
そういう映像が苦手な方でも、大丈夫と思われる程度でした。
当然のことですが、逃げる脱北者は命懸けです。
たとえではなく、もし捕まったなら本当に命はありません。
ということは、それに密着同行する撮影クルーも
命懸けです。
脱北を支援するのは、韓国の神父さんです。
韓国人です。
彼も同じく、命懸けです。
◆文学作品(問題提起)
何年か前に、どこかで読みました。
「大衆娯楽作品は、問題解決なんだよ。
対して、文学作品というのは問題提起なんだ」と。
大衆の、「ヒマだなぁ」という問題を、「ああ、面白かった」と解決するのが娯楽作品。
読んだ後や観た後、聴いた後に、「さて、あなたはどう思いますか?」とか「あなたは今後、どうしますか?」と問いかけるのが文学作品。
そういう意味なのだろうと、僕は思ったのです。
その分類でいえば、映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』は、文学作品です。
北の人が、脱北する理由を、僕は勘違いしていました。
おそらく皆さんも勘違いされています。
大きな勘違いではなく、微妙な、小さな勘違いです。
でも、その勘違いは、根本的な違いです。
その理由は、ここでは伏せます。
①ネタバレになるから と、
②僕の個人的な感想であって、正しい解釈とは限らないから です。
「君はどう思う?」って、聞きたくなります。
考えさせられます。
そういう文学作品でした。
◆じょーじの感想
女の子の優しさに泣きました。(女の子がおばあちゃんをハグするのよ)
洗脳、自由の強奪に対する怒りが、昨日までの50倍になりました。
洗脳の怖さは、昨日までの300倍に増しました。
映画製作に関わった全ての方を尊敬いたします。
同行されたクルーの覚悟には、心服しかございません。
◆伏見ミリオン座
愛知県では、上映館が2つしかありません。(1つは上映終了していた)
僕の家から近かったのは、名古屋の『伏見ミリオン座』です。
何年か前に行ったのですが、場所が変わっていました。
小さな映画館です。
こういうのは「映画館」とは呼ばずに、「ミニシアター」と呼ぶのかも。
伏見駅から徒歩1分です。
新しいので、綺麗でシャレています。
キャラメルポップコーンが小さい! 上品すぎ。
これはアカン。お値段は600円で、量から言えば「高い」し。案の定、上映のまだ半分というところで尽きてしまいました。
そうなると思って買った、ロングチップスなるもの。
25センチの定規のような形でした。ちゃんと薄いチップスでした。
まあ~、しょっぱい!
しょっぱ過ぎて、僕にはムリでした。9割も残しちゃった。
ベーコン味を選択したのが失敗だったのかなぁ。
フェアトレードコーヒーを選択しました。
何十円か高いのですが、その程度なら許容できます。
味も美味しかった。
ホンの少し酸味があるものの良い酸味で、かつ、苦みの方が勝っていて、かなり美味しかったです。
◆〆
アカデミー賞のドキュメンタリー部門最優秀賞を獲ると思います。
2時間があっという間でした。
この映画を知って、僕は、「一緒に観ようよ」と妻のゆかりちゃんを誘ったのですが、ゆかりちゃんは乗ってきませんでした。
っていうか、
今、ゆかりちゃんは、僕が誘うとその瞬間に興味を失います。
鑑賞後にアレコレ語り合いたい僕と、
鑑賞後にアレコレ語り出されるのが嫌なゆかりちゃん。
そういうことなのだと思います。
フラれ続けると悲しくなるので、「1人で行こう」と、考えを変えました。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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