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エッセイ

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妻、ゆかりちゃんの天然ボケ中心にしたいところですが、それ以外のエッセイも、ここにまとめます。 紀行文も、たぶん、ここに入れます。
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2024年5月の記事一覧

まぜたらアカンかった話

僕のスマホがandroidだった頃のこと。 僕は、「オッケーGoogle」「3分後にアラーム鳴らして」と、言葉でアラームをセットする。 それが習慣になっていた。 カップラーメンの時間を計るとき、もうキッチンタイマーなんて必要ない。 対抗心を燃やしたのか、僕のアラームセットを「素敵!」と思ったのか、いずれにせよ、妻のゆかりちゃんがマネをするようになった。 「ヘイSiri」「3分後にアラームを鳴らして」と、iPhoneに言葉で命じるのだ。 そのセリフを言った後、僕の視線

そういえばパワハラ上司も、「お前のことを思って」とか、言うんだよなぁ

少しまえに、ニトリの『野菜水切り器』を買った。 購入した理由は3つ。 1つは、マコなり社長がYouTubeで「スゴク良い」と絶賛していたから。 2つ目の理由は、税込み523円と激安だったから。 3つ目は、シャキシャキのレタスサラダを美味しく食べたいから。 この商品の最大の特徴は、 野菜の水気をバッチリ切る!ということなのだ。 つまり、ドレッシングが薄まらない! サラダが美味い! サラダの水分を一切残さない。 遠心力で水分を飛ばすだけなので、野菜の葉にダメージなどはな

50代は、「シャーーー」って出来ると思ったら、甘いよ!

あなたは何歳ですか? ちなみに僕は、57歳。 運動不足の50代の方は、ご自身の身体の鈍り具合を甘く考えてはイケない。 運動不足で、かつポッチャリな場合は、40代でも、いや30代でも甘く考えてはイケない。 信じられないくらい鈍っているから! 我が家の近くの公園には、滑車ターザンがある。 滑車ターザン ⇓ 『滑車ターザン』は、僕がそう名付けた。 正式名称は知らない。 鉄棒と同じくらいの『コの字』のバーが、レールに付いている。 そのバーを握り、「シャーーー」っと、移動でき

バク転ができたなら,「運動神経が良い」で、よろしいでしょうか?

僕は、自分のことを、『運動オンチ』と思い込んでいた。 大人になって、客観的に自分の運動能力を評価するなら、10段階で下から数えて3だと思う。ギリ4かもしれない。 中央値の「5」はない。 しかし僕は、バク転やバク宙ができた。高校時代、器械体操部に入ったからだ。 さて、バク転やバク宙ができる男子は、運動神経は普通より良いと言えそうな気もする。 僕は器用だった。 ただ、パワーが全くなかった。 要領が良いから、高いバク宙もできたが、脚力は全くない。 腕力もない。 身長171セ

その笑顔の背景や歴史を想うと、鼻の奥がツンと熱くなります…。

運行管理者になるための基礎講習だった、と思います。 講師が、ご自身の体験を語ってくれました。 聞かせていただいたのは、4年か5年前になります。 言わずもがなですが、書きます。 山下さん(お母さん)は、達観するしかなかったのでしょう。 きっと、達観したのではなく、いつの間にか、知らないうちに、 達観に、辿り着いてしまったのです。 死の危険さえある過酷な修行に挑み、それを成し遂げた修行僧。そのうちの100人に1人とか、1000人に1人とか、ごく僅かな者だけが辿り着く境地

僕なら説明し、軽く謝るよ。普通に。

我が家の愛車は、2024年5月現在、最も美しい日本車である。 MAZDA CX-3 だ。 この色(セラミックメタリック)も、超~お気に入り。 フランス車のような佇まいで、フランス車以上に美しい。 キャプチャーやルーテシアより美しくて、MAZDAさんには感謝しかない。 シーくんの、前の愛車はNISSAN LEAFだった。 以下は、そのLEAFに乗っていた頃の実話である。 🍀🦖🍀🦖🍀🦖 妻のゆかりちゃんは、当時、NISSAN LEAFのテレビCMがお気に入りだ

娘をド叱ったら、「どの口が言う~!」と、メッチャ面白かった

娘が大学3年生か4年生だった。 5~6年前かな。 ゆかりちゃんと話し合って、「娘を叱ろう」という結論に至った。 叱る理由は、 という、3点だった。 特に、③がマズイ。 僕とゆかりちゃんは同じ思いだった。①と②だけなら、ゆかりちゃんの小言だけでイイと思っていたが、ちょっと度が過ぎる。 「じょーじが叱ると怖すぎるから、私が叱るからね」 「ホント? 叱れる?」 「大丈夫! じょーじのは、マジで怖すぎるから、やめてね」 「おお…。了解」 娘を叱る決行日になった。 僕は、

賢いのか? それとも狡いのか?

僕が小学1年生の時だった。 お母ちゃんの友達と思われるオバチャンが、僕と弟にプレゼントをくれた。 プレゼントしてくれたのは、車のオモチャ。 僕と弟へ、それぞれ1台ずつだった。 後輪を接地させたまま軽く後ろに引く。 「カチ、カチ」と、ゼンマイが巻かれる音がする。 手を放す。 車は、凄いスピードで走った。 『チョロQ』と同じ原理なのだろうが、大きさは、子供の手のひらには収まらなかった。今でいうなら、大きめのスマホくらいだったと記憶している。 素材は、おそらくブリキで、

僕はホルモンが大好きで、添い寝する妻も大好きだ

僕は、牛ホルモンが大好きだ。 焼肉屋でのメインは牛ホルモン。牛タンで始まり、牛ホルモンで盛り上がり、牛ホルモンで〆る。 博多華丸さんが漫才のネタの中で、 と言っていて、僕は、ハードロックのヘッド・バンキング以上に、激しく頷いた。 焦げの香ばしさが、ホルモンの濃厚な旨さと相まって、カーペンターズ以上のハーモニーを奏でる。 華丸さんの相方、博多大吉さんの名言も、ココで合わせてご紹介したい。 大吉さんの意見に、心から同意した僕は、賛成のあまり頷きすぎてむち打ち症になってしま

素の言葉って、ホッコリするなぁ

お祖母ちゃんと久しぶりに会った。 「お祖母ちゃん」と書いたが、ゆかりちゃん(妻)のお母さんだ。 3人でランチに行った。 お祖母ちゃんが気になっているお店があって、僕たちはそこへ行った。 和食御膳のお店だった。 4人掛けのお座敷を選んで、ゆかりちゃんとお祖母ちゃんが並んで座った。 僕は、その向かい側に座った。 僕は、あえて、お祖母ちゃんの正面に座ったのだった。 ゆかりちゃんの正面に座ってしまうと、つい、僕とゆかりちゃんの会話が多くなるかもしれない。今日は、母娘でたくさん

絶対に負けられない戦いが、百人一首にもあるのだ!

僕が、百人一首を知ったのは小学校5年生だった。 担任の阿部先生が、百人一首を教えてくれたのだ。競技かるたのルールを教えてくれて、旧字の読み方も教えてくれた。 国語と道徳の時間を、百人一首に「これでもか!」というほど充ててくれたのだった。 昭和50年代の、古き良き大らかさゆえ可能だったわけで、令和の今では不可能だろう。 阿部先生は、リーグ戦を開催した。 クラスではなく学年で。 田舎の北の外れの小学校で、同級生は20人しかいなかった。 学年全員で普通の小学校の0.5クラス

灯台下暗し作戦、大成功だったのだが… (モッタイナイ【純粋な瞳】の使い方)

18:00を少し過ぎた。 まもなく、妻のゆかりちゃんが帰ってくる。 いつものように「帰ります!」lineがあり、約30分が経過している。 今すぐ、玄関の鍵がガチャガチャ鳴ってもおかしくない。 ひらめいた!隠れよう。 ならば急がねば。かつ、ちゃんと驚かせたい。 ゆかりちゃんのビックリした顔が見たい。いや、呆れた顔になるかな。 おっと、そんなことを考えている時間はない。 さて、どこに隠れるか?  簡単に見つかるところは、絶対にダメ。 ゆかりちゃんに、しばらく探し回っても

「心配してくれたのね! 嬉しいわ♡ わざとらしいけど♡」という妄想

ある日曜日の朝。 僕は、少し前に目覚めていたが、ベッドの中でAbemaTVを観ていた。 寝室のドアの向こう側で、妻のゆかりちゃんがパタパタと動き回る音がしている。ゆかりちゃんは、洗濯物を干している最中なのだろう。 と、その時だった。 グラグラグラ!!! (地震だ!) (けっこうデカイか⁈)  僕は上半身を起こし、警戒態勢をとった。 (まだ続くのか?) (揺れが続くならヤバイぞ) (弱まるのか? ・・・弱まってきたな) (止まった・・・) (震度3くらいかな) (そ

マラソン男子の世界記録は2時間0分35秒で、女子は2時間11分53秒なんですけど

ある朝。僕は5:30に目が覚めた。 妻のゆかりちゃんは、6:00にアラームをセットしている。そのアラームが鳴るまで、まだ30分ある。 雨が降っているのが音で分かる。 僕は、ダイニングテーブルに座り、モーニングページを書き出した。 6:00に、ゆかりちゃんのアラームが鳴った。 たぶん、次のアラームで起きるはず。それが、ゆかりちゃんの朝のパターンだ。 2度目のアラーム音が聞こえた。 すぐに、寝室のドアが開いた。 「おはよう」と、ゆかりちゃんが言う。 「おはよう~」と、僕