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飲食店と言うアート

まいにち食堂です

飲食店開業を目標にしている方へ
記事を書いています

他の記事→ まいにち食堂ゼロ〜オープン前

飲食店をしていると
「試してやろう」とか
「楽しみワクワク」と言う人
「紹介で来ました〜」や
「毎回来てます」など

お客様の行動で
おおよそ、心の中がわかります。

なので
やっぱり
ここを好んで来てくれる人が大好き😘

それはどの飲食店でも
同じだと思います。

そこで
私は思うんです
私も食べ歩きします
気になるお店チェックします
そしてさらに思うんです

この人の作ったものは
その日しか持たなくて
彫刻や絵画のように
残らないし、死んで後に評価される
(時代が早すぎた)などは
存在しないんです。

私は
うなぎ屋さんの「色川」と言うお店が
好きです
10年以上前には
大将は男性で
ちゃきちゃきの江戸っ子なお話をしてくれました。
鰻重もびっくりするくらい美味しく
鰻を好きになったきっかけのお店です

今は旦那さんは亡くなられて
奥様がついでいます
奥様の味も旦那様と変わらず
しかし
きっと同じ味ではないんだと思います
でも
私には
旦那さんの味も
奥様の味も
その方の味で、
また代替えをしたら、
職人が変わってしまえば
その作り手の味になると思っています

色川の味を守りつつ
作り手の味になる。

同じ作り方でも
同じ味にはならないのです

受け継がれる味は本当はなくて
レシピしか継げない。

「食」と言うのは
その人の熱意の味で
誰でも作れる味なんて存在しないんです

なので私はアートだと思っています。

もしかしたら
ゴッホのような
生前に認められなかった
凄腕料理人がいたりする場合も
あって

ただ、食と言う残らないモノのため
絶対に残らない。
そんな「儚いアート」だと思います
(不公平だ!)

飲食店が
自分に合わない場合もありますが
その人が込めた作品の
クオリティーを「コレくらいか」と
思うのは自由ですが
コレを体験できる自分に気がついて
そこにしかない「味」を
体験してみて下さい。

食事は「LIVE」です。

美味しいと思わせてくれる事だけを
期待するのではなく、
その人の奥を感じ取れると
楽しみ方も変わって来ると思います

例えば
この箸置きを
どんな気持ちで見つけて
食事に合わせているのか?
季節の野菜をどんなテクニックで
美味しいと言うのを届けようとしているのか?

まいにち食堂も
鰹節の個体差に苦戦しています
(取れる海域や季節でカツオの体質が変わります)
今日の「沖縄そば」と言うアートを作っているのです✨

ソレに出会えるのは
あなたが健康で、まいにち食堂を知る事ができて
旦那が今日も順調に調理ができて
この日本で
今の瞬間
そばが美味しく食べられるほんの一瞬。

人類の長い歳月の中の
たった一瞬の出会いです。

どこの世界でも
どこの時間でも
その条件は同じl

コレを読んでいる方も
きっと私が出会えない
「美味しい」をあなただけが体験しているはずです!


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読んでいただきありがとうございます😊

たった
10年〜30年後には
まいにち食堂の味は消えてなくなるのです。
旦那の味は
旦那しか再現できないと思います。

おそらく
長くできない労働時間なので
まいにち食堂が、
気になる方はお早めに♪

そして
気になる飲食店がある場合は
ぜひ

「いつか」

ではなく
今しか食べる事ができない!と
重い腰を上げて
高い敷居を超えてみて下さい✨

個人事業主の労働時間

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