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30歳と私



女性の”30歳”はなかなか重い。
10代の頃は自分が30代になることはあんまり想像がつかなかった
言っちゃ悪いが「オバサン」というイメージがあったから
大人たちや社会が植え付けたイメージが10代の私には刷り込まれていた

昨年の12月で30歳になった。
10代の自分から見た「オバサン」
失礼な!
29歳であった自分と30歳になった自分。
何も変わらない、見た目も頭も急に老けるなんてことはない
でも、ふと書類なんかに自分の年齢を書くと「ああ、30か」と意気消沈してしまう。


この気持ちはなんだろう。
この気持ちはなんだろう〜〜。


体力はどんどん衰えて階段登るのはすでにきついし、
気を抜くとすぐに太るし、
顔にシミが出てきて必死にファンデで隠す日々。
20代で気にならなかったことが気になってくるのだ。
20代半ばに自分のことを「もうオバサン」なんてふざけて言ったことがあるけど、
冗談じゃない!30歳は真面目の老い、初めての老いだ。


女は特に年齢で決められる。
今はもうアウトだけどちょっと前まで「25歳以上の未婚女は売れ残りのクリスマスケーキ」なんて言葉が普通に言われてた。
そういう言葉がどんどん刷り込まれていって蓄積していって、30歳という今にのしかかる。
ただでさえ体は衰えるのに気持ちまで持っていかれちゃう。
おまけに私は非正規雇用労働者だし
子供もいなければ、結婚もしていない。
社会や国が決めた「女性の幸せ」に何一つ当てはまっていない!


でももう、そんなことを考えるのは終わりにしたい。
私は悲観的に物事を捉えるタイプで、20代なんて常に自分に自信がなく心の中は常にどんよりしていた。
もうそんな風に考えるのは単純に疲れちゃったんだ。
私はあれができてない、これを持ってない、こうしなければダメだ。
そこにプラスして年齢のことを気にして生きていくなんてもううんざりだ。

自分には何もないなんて思いたくない。何もないなら、できる何かを作ったらいい。
でもないならないで受け入れるのもよい。
全てマイナスに捉えて現状に甘えて生きるのは終わりだ。
私はこのマインドのせいで20代を無駄にしたと思っている。
もっと気の持ちようが違ったら何か変わっていたかもと思うこともある。

だからもうアレコレ言ってくる外野はスルーして、自分と向き合いたい。
前向きに生きていこう!なんて陳腐なことは言わない。
気分だって上がり下がりがあるから。
必要以上に自分を下げないように生きていきたいだけ
いい30代にしよう、自分!


どんどんドーナツどんと行こう(©︎SHIROBAKO)
※SHIROBAKO面白いからマジで観てほしい。

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