色んな価値観をそのまま受け止める。それが人事なんだと思う。
1日16人と話してきた人事が感じる、価値観の受け止め方、そして自分の嫉妬をポジティブに優しく転換する方法をお話します。
会社という色眼鏡を外せば、みんな良い友達
正社員で人事として勤めていた時代は年間300人以上、フリーランスになってからは30分面談を1日8h、つまり1日16人と面談してきました。
どうしても「企業人事」のため、会社のカラーに合わないな、採用基準と合わないな、と感じたらお見送りです。
でも、あくまでも、星の数ほどあるうちの1社の採用基準なだけで、その方を否定することはありません。
私自身、人の話を聞くのが好きなので「うわー!友達になったらめちゃくちゃ楽しいだろうな~!」なんて思いながら面接しています。
価値観は、きっと外で作られたものだと思う
正社員で人事をしていたときは、「会社の採用基準・社風に合わない人=敵」みたいな見方をしていました。というより、そういう教育をされてきたんです。
企業人事をしていく中で会社の価値観に疑問を持ち、今までの価値観が作られたものなんだと感じ始めました。
「2社以上転職歴があるとアウト」とか、よく採用基準でありますよね。
でも、それも企業の価値観。
違う角度から見たら、素敵な経験をいっぱいしているわけで、
やっぱり価値観=自由
そう思います。
自分の中にある固定概念(ステレオタイプ)に気が付く
これは、採用や人事に関わる話だけではありません。
先日、新たに趣味・副業を始めた友人がいたのですが、昔から結構色んな趣味、資格を取っては活用しない方でした。
「始めるけど、また長続きしないんだろうな~」と、正直冷めた目でみていたのですが、
「色んなことに挑戦する=1つが長続きしない」という身勝手な自分の価値観(色眼鏡)で見ていたことが段々わかってきました。
たくさん挑戦しているからこそ、本当に好きなものを見つけられるのに。
因数分解をしていったら、何でもチャレンジできる彼女に嫉妬をしていたんです。
客観的に自分を見たときに、人事をやっていて価値観は自由!なんて言っておきながら、自分はステレオタイプになってるという恥ずかしい状態(笑)。
でも、気づけて本当によかったな~と思っています。
モヤっとしたときは、気持ちを因数分解しよう。
最近すごく大事だと思うことは、モヤっとしたときは自分の気持ちに正直になり、絡まった糸をほぐすイメージで、そっと気持ちを因数分解すること。
変な価値観は、プライドや会社や家庭の影響が深く関わっていることが多いもの。
ここに気がつけば、もっと相手の気持ちに寄り添ったり、自分もポジティブになれるんじゃないかなと考えています。
今日は、ここまで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?