親会社から子会社への異動について
人事異動希望について
当社の人事異動は会社から本人に異動命令を出すことは非常に少なく、どちらかというと本人の希望で異動するケースが多いです。
異動となると転居を伴ったり、生活環境が変わってしまい社員に負担を掛けてしまうため会社からの異動命令は極力最小限にするというのが会社の方針となります。
そのため、当社の人事異動は本人の希望によることが多く、人事採用部門や企画部門、拠点異動などいろいろな部署に本人希望で異動しています。
当社の仙台支社の新卒２年目のメンバーから子会社への異動希望がありました。
当社ではネットショップ運用担当者職として頑張ってくれていたのですが、子会社に行ってＷｅｂデザイナーになりたいというのです。
Ｗｅｂデザイナーはとても人気のある職種で原則経験者採用というのが一般的です。しかも美大出身者や専門学校で学んだ人が応募する本当に狭き門になります。
ただ、その子は美大出身でWebデザイナーになるのが夢だったということを聞いて、異動希望に対して「OK」を出しました。
当社グループで社員の夢を実現出来るというのはとても素晴らしいことですし、社員の選択の幅を広げたいという想いで子会社を作ったというのもあったので、とても嬉しかったです。
異動させることの難しさ
ただ、本人がどれだけ希望してもWebデザイナーというのは専門職であり、センスと技術がとても問われる職種です。
子会社（HATME）のメンバーが異動を納得してくれるかどうかもわかりません。異動希望に対してはOK出したのですが、それを実現させるのには数ヶ月掛かりました。
本人に” ポートフォリオ ” を用意してもらい、子会社のWebデザイナーメンバーに納得してもらうように頑張りました。最後は「うちの社員の希望だから何とか実現させたいんだ…」と頭を下げていました。
子会社（HATME）のメンバーが厳しいのではなく、それだけ未経験者からWebデザイナーを目指すのが本当に難しく、希望した本人が苦労するのです。
異動希望した社員用の研修カリキュラムを用意し、やっと5月３０日に異動希望した本人と子会社（HATME）のメンバーとの顔合わせが実現しました。最初はスキルチェックを行っていましたが、徐々にデザイナー同士の感性をぶつけ合い、共感出来るような雰囲気になっていました。
それを見て、やっと僕は安心しました。。。
それでも異動を希望した社員には ” Webデザイナーになる覚悟と大変さ ” について一生懸命伝えています。
なぜかというと異動したら引き返せないのです。そして本人が頑張るしかないのです。７月過ぎる頃には異動が実現すると思います。
心が折れることもあると思います。人事採用メンバーもこの異動についてはとても心配しています。
だからこそ、異動したときは僕も人事採用メンバーも気を付けてサポートしたいと思います。大事な一人の社員の夢が叶いますように…。
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