「快音祭」開催レポート
去る8月3日、台東区下谷の元銭湯「快哉湯」にてうぐいすチャンネル企画による「快音祭」を開催しました。
快哉湯は昭和3年から90年近く営業を続け平成28年に銭湯としての役目を終えたのち改修が行われ、現在オフィス、カフェラウンジとして活用されている空間です。
今回この場所をお借りして快哉湯運営の皆さんと共に地域内外の方々が集える夏祭りを企画しました。90年人々の声が響き続けていたこの場所に、これからも人が集い続けるように。銭湯の空間を地域に開き、様々な歌い手、演奏家の音楽に耳をかたむけるアコースティックな夏祭りです。
開催の一ヶ月前から少しずつ準備を進め、前日は会場設営。株式会社ヤマムラさんのメンバーによる手作り看板と会場装飾も完成。近所の酒屋、半田酒店さんから届いた生ビールサーバーをセッティング。
当日は晴天にも恵まれ(連日の猛暑)、関係者除いて地域内外から50人ほどの方にご来場いただけました。フードは下谷の古民家カフェayacoyaさんによるカレーやハヤシライスなど。利き酒師による関根由華氏による厳選日本酒やドリンク。
開演前には近所に住むミュージシャンが会場に飛び入り、出演者とセッションする光景も
いよいよ演奏スタート、1番手はTAOHさん。フォークテイストなオリジナル楽曲。印象的な歌詞とメロディーが耳に残ります。メンバー作成のフリーペーパー、カセット音源の配布等もありました。
ウルザブルンさん ヨーロッパのトラディショナルな音楽を演奏してくれました。銭湯の和な空間にヨーロピアンな香りが漂いました。普段は東京の西側で活動されています。
河合卓人さん クラシックギターによる弾き語り。ジャズナンバーやビートルズ等ポップスのカバーも。かなり皆引き込まれて聴き入っていました。
それぞれテイストの異なる3組のアコースティック演奏は無事終了。会場でそのまま打ち上げ。近隣住民の方も交えて楽しく飲み語らい、混沌とした時間となりました。
大きなトラブルもなく快音祭は無事終了。暑い中ご来場いただいた皆様、出演者の皆さま、運営をお手伝いいただいた方々、演奏への投げ銭、興味を持っていただいた方、そして株式会社ヤマムラ様。厚く御礼申し上げます。是非第2回も開催できたらと考えております。
プログラマー西条氏×うぐいすチャンネルによる展示「REPLAY」も快哉湯にて同時開催。銭湯の壁に投影された快哉湯の昔の写真が人の動きとリアルタイムで連動し変化していきます。
こちらは展示が9月に終了しましたが好評のため常設していただいています。是非快哉湯足を運んで体験してみてください。
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東京ビエンナーレ2020-2021参加アーティスト。
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