かたつむり的世界観 第14回「ぬるぬるねばねば」
コラム「かたつむり的世界観」は、特定非営利活動法人グリーンシティ福岡のメルマガ・コラムに連載中です。以下は、その第14回(2019年7月)の記事の転載(一部改変)です。
かたつむりやなめくじの体は、ぬるぬる、ねばねばの粘液でおおわれています。彼らの体には、どうしてそのような、ぬるぬるねばねばの粘液が必要なのでしょうか。
理由は1つではありません。
ざっと思いつく、主な理由を挙げてみます。
▼体の水分が逃げないようにする
陸上に進出した貝類であるかたつむりにとって、乾燥は大敵です。
水分は、空気中に蒸発してしまうこともあれば、乾燥した地上に浸透してしまうこともあります。粘液があることで、水分が蒸発しくいように、浸透しにくいようになります。
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